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価格・燃費・安全装備の全方位で競合を圧倒、レクサスES300hのプレミアムコスパ戦略

佐藤 彩 アクセス  

引用:レクサス
引用:レクサス

レクサスES300h 価格・燃費・スペック詳細解説

レクサスES300hは、プレミアムハイブリッドセダン市場で長年にわたり安定した評価を得てきたモデルだ。現行モデルは価格、燃費性能、先進装備のいずれにおいても、同クラスの競合車に対して高い競争力を維持している。本稿ではES300hの日本仕様における価格・燃費・スペックの詳細と、購入検討時のポイントを整理する。

価格・グレード構成

日本市場でのラインアップは4グレード構成で、ベースグレードの「ES300h」が602万円から、スポーティな走りを志向する「F SPORT」が654万円から、上質な装備を充実させた「version L」が718万円から、それぞれ設定されている。また、特別仕様車の「Graceful Escort」は728万円からで、専用の内外装と本革シートを備える。

ベースグレードの時点でレクサスセーフティシステム+やデジタルアウターミラーといった先進装備を標準搭載しており、グレードを選ばず基本的な快適性・安全性が確保されている点が特徴だ。メルセデス・ベンツ E300eやBMW 530eといったドイツ系プレミアムセダンが同クラスで900万円超から設定されることを考えると、装備内容に対する価格の割り切れ感は高い。

ハイブリッドシステムと燃費性能

パワートレインは2.5L直列4気筒ガソリンエンジン(最高出力178PS・最大トルク221Nm)とモーターを組み合わせたハイブリッドシステムで、システム最高出力は218PS。電気式無段変速機(eCVT)との組み合わせにより、低速域から滑らかな加速を実現している。

燃費性能はWLTCモードで22.3km/L(市街地18.1km/L・郊外24.7km/L・高速道路23.1km/L)と、プレミアムセダンとしてはトップクラスの水準にある。低速走行時にはEVモードでの静粛な走りも可能で、渋滞の多い都市部での実用燃費も高く維持されやすい。バッテリーは2020年8月の一部改良でニッケル水素からリチウムイオンへと変更されており、エネルギー密度と充放電効率が向上している。減速時の回生ブレーキによるエネルギー回収も積極的に機能し、長距離走行での燃料効率の安定に寄与している。

年間走行距離を1万5,000kmと仮定した場合、実燃費ベースで計算すると年間の燃料費はガソリンセダンと比べて相当程度の削減が見込める。ハイブリッド車のため充電インフラへの依存もなく、日常の使い勝手はガソリン車と変わらない。

走行・装備面の特徴

ボディサイズは全長4,975mm×全幅1,865mm×全高1,445mm、ホイールベース2,870mmのFRライクな乗り味を意識したFF設計で、後席の居住空間は同クラスのなかでも余裕がある。サスペンションはマクファーソンストラット(前)/ダブルウィッシュボーン(後)の組み合わせで、乗り心地と操縦安定性を両立している。

予防安全面では、歩行者・自転車検知対応のプリクラッシュセーフティをはじめとする「レクサスセーフティシステム+」を全グレード標準装備。ドライブレコーダー的役割も果たすデジタルアウターミラーは量産車として世界初の採用で、本モデルのトピックのひとつとなっている。

維持費・購入時の確認ポイント

ハイブリッド車はエコカー減税(自動車重量税)やグリーン化特例(自動車税)の対象となる場合があり、取得時の諸費用軽減に寄与する。購入に際しては、オプション選択による最終価格の変動と、正規レクサス販売店での下取り・金融プランを合わせて確認するのが実際的だ。中古車市場でのリセールバリューも同クラスでは比較的安定しており、総保有コストを考慮した選択肢になりうる。

プレミアムハイブリッドセダンを検討する際の有力候補として、ES300hは装備・燃費・ブランド価値のバランスが取れたモデルといえる。試乗の機会があれば、静粛性と乗り心地を中心にチェックしておくと判断の材料が揃いやすい。

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