
日産ブランドのフラッグシップミニバン、エルグランドがフルモデルチェンジを控えている。正式発表は2026年夏の予定だが、全国の販売店ではすでに先行予約が始まり、受付台数が4,500台を超えたという。久々の世代交代の知らせに、SNSでは期待の声とともに、競合モデルとの比較も活発に交わされている。
新型エルグランドが掲げるコンセプトは「大切な人たちとの遠出を楽しめる、プレミアムグランドツーリングミニバン」だ。乗員全員が快適に過ごせる空間と、運転する楽しさの両立を狙ったという。年内納車が可能になるとの見方もあるが、今後の注文量によっては納車待ちの期間が延びる可能性もある。

第3世代e-POWERが乗り心地を高める
新型の中核となるのは、進化した第3世代e-POWERだ。発電専用の直列3気筒エンジン(ZR15DDTe型)を新たに採用し、日常走行域での熱効率を高めた。モーター、発電機、インバーター、減速機、増速機を一体化した「5-in-1電動パワートレイン」により、小型化と高剛性化を実現した。エンジン振動を抑えながら、モーター駆動ならではの500Nm以上の最大トルクで加速感を高める。
駆動系では、電動4輪駆動システム「e-4ORCE」と、電子制御ショックアブソーバーを備えた「インテリジェントダイナミックサスペンション(IDS)」が統合制御される。e-4ORCEは前後モーターと4輪ブレーキを合わせて制御し、加速時に車体前部が浮き上がる動きや、減速時の姿勢変化を抑える。コーナリング時にはミニバン特有の外側への傾きも軽減し、雪道や凍結路でのスリップもすばやく抑制する。

IDSは路面状態を100分の1秒単位で検知し、減衰力を調整する。高速道路の継ぎ目による振動は従来比30%、大きな上下振動は10%低減した。骨盤が後ろに倒れるのを抑える「ゼログラビティシート」も加わり、長距離移動での疲労を軽減する。停止直前に制動力を自動調整する「スムースストップ」機能は、停車時の衝撃を従来比90%抑える。発進加速時の室内騒音は5dB低減し、100km/h巡航時にはリビングルームなみの静粛性を確保した。STANDARD、SPORT、COMFORT、ECO、SNOW、PERSONALの6つの走行モードも用意されている。
アルファードとの比較でSNSが盛り上がる
SNSで最も多く語られているのは、競合モデルとの比較だ。「アルファードPHEVとどちらを買うか迷っている」という実際のユーザーの反応から、「トヨタの独走では市場が停滞するので、良いライバルが戻ってきてほしい」という期待まで、さまざまな声が出ている。トヨタのアルファード・ヴェルファイアが事実上独占してきた高級ミニバン市場に、新型エルグランドが挑む形だ。

「新型キックスに続き、エルグランドとフェアレディZまで新しくなるとは、日産に勢いがある」という反応も目立つ。久々のフルモデルチェンジと力強い外観を歓迎する声も多く、「新型、やっと出るんだ。カッコいいね」、「迫力あるし、居住性もいいね」といった投稿が相次いだ。実際に展示車を見た人からは、「本当に広く、室内がとても快適だ」との感想も出ている。

高級ミニバン市場に挑む
先行予約台数とSNSの反応はいずれも好調で、新型エルグランドがアルファード・ヴェルファイア中心に固まっていた高級ミニバン市場にどのような変化をもたらすか注目される。正式発表が近づくにつれ、関心もさらに高まりそうだ。











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