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「あのFRオープンが帰ってくる」スズキ・カプチーノ復活案、軽規格維持で検討中と判明

佐藤 彩 アクセス  

引用:スズキ、アポロニュースサービス
引用:スズキ、アポロニュースサービス

スズキの軽スポーツカー、カプチーノが約30年ぶりに復活する可能性が伝えられた。これまで業界では後続モデルが車体を大きくし、1.3L級エンジンを搭載したモデルとして開発されるとの見方が主流だった。しかし、最近複数の関係者によると、国内軽自動車規格をそのまま維持する案を検討中だという。ホンダ・S660が消えた軽スポーツカー市場で、スズキがカプチーノで再び存在感を示せるか注目されている。

スズキ・カプチーノとは?

初代カプチーノは1991年に発売されたモデルだ。ロングノーズ・ショートデッキスタイリングに660cc直列3気筒DOHCターボエンジンとFRレイアウトを組み合わせた本格的な軽スポーツカーだった。最高出力は当時の自主規制上限である64PSで、軽量な車体を活かした軽快なハンドリングで好評を博した。1998年に生産が終了したが、今でも中古車市場で人気が高く、復活を望む声が絶えなかった。

引用:スズキ
引用:スズキ

これまでは後続モデルが軽自動車規格を超えて1.3L級スポーツカーとして登場するとの見方が支配的だった。しかし、ホンダ・S660の生産終了後、軽スポーツカーモデルへの関心が再び高まり、スズキの開発陣も市場性を再検討しているという。現在は軽自動車特有の取り扱いやすさと低維持費を生かしつつ、走行の楽しさを追求する方向性も検討されているようだ。

新型カプチーノの仕様と性能を予想する

軽自動車規格を維持するという前提で、予想される仕様を推測する。車体サイズは全長3,400mm以下、全幅1,480mm以下で国内軽自動車規格に収まり、ホイールベースは約2,265mmになる見込みだ。初代モデルより安定性と居住性を高めたパッケージングが適用される可能性がある。

パワートレインは660cc直列3気筒ターボエンジンが搭載され、最高出力は軽自動車規格上限の64PS程度になると見られる。トランスミッションは6速マニュアルに加えCVTも設定され、駆動方式は初代モデルと同じFRレイアウトが有力だ。車体重量を800kg台前半に抑えれば、数値以上に軽快で直感的なハンドリングが期待でき、近年では珍しい「運転自体を楽しむ軽スポーツカー」としての商品性が強調されるだろう。

引用:アポロニュースサービス
引用:アポロニュースサービス

ホンダ・S660不在の市場で存在感を狙う

軽スポーツカー市場はホンダ・S660が2022年に生産を終了し、選択肢が減少した状態だ。ダイハツ「コペン」が販売されているが、FFベースのレイアウトであり、後輪駆動の軽スポーツモデルは現在市場から姿を消している。新型カプチーノがFRレイアウトを維持して登場すれば、合理的な価格と低維持費を武器に軽FRオープンスポーツという独自の地位を確立できる可能性がある。

外観は初代モデルを連想させるロングノーズシルエットを踏襲しつつ、シャープなLEDヘッドライトとLEDデイタイムランニングライトを採用した現代的なデザインが予想される。電動ルーフが採用されれば、利便性と商品力も向上するだろう。スズキはジムニー、スイフトスポーツなど個性的なモデルでブランドイメージを構築してきたため、新型カプチーノもその延長線上にあるスポーツモデルとして期待が高まっている。

引用:アポロニュースサービス
引用:アポロニュースサービス

価格は6速マニュアルモデルを基準に220万円前後、上級グレードは250万〜270万円程度になると予想される。近年スポーツカー全般の価格上昇が続いている中、この価格帯でFRオープンスポーツが実現すれば市場でも話題を呼ぶだろう。

スズキ側からの公式発表はまだない。ただし、関係者の取材を総合すると、ワールドプレミアは2027年頃になると見られる。1.3L級一般スポーツカーとして発売されるのか、軽自動車規格を維持して発売されるのか、どちらに決着するかは不透明だ。しかし、ホンダ・S660の生産終了後に空いた軽FRスポーツの席を、カプチーノが再び埋められるか、今後の開発動向が注目される。

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