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「知らぬ間にエアバッグが牙をむく」ホンダが助手席の欠陥でリコールに動く

佐藤 彩 アクセス  

引用:Honda
引用:Honda

ホンダのシビック、アコード、CR-Vなどを運転している場合は、メーターパネルを確認しておきたい。米国ホンダは最近、助手席エアバッグが衝突時に子どもやチャイルドシートがある場合でも最大出力で展開されるおそれがある部品の不具合を理由に、ホンダ・アキュラ車約10万台のリコールを発表した。

湿気に弱いセンサーが不具合を招いた

問題は助手席シートに内蔵された乗員分類システムだ。このシステムは重量センサーでチャイルドシートや子ども、小型動物などを検知し、助手席の前面エアバッグとニーエアバッグの展開を自動で抑制する安全装置だ。しかし、該当車両では重量センサーの回路基板にあるコンデンサーが湿気に長期間さらされるとひび割れる可能性があり、その際に内部で短絡が生じ、エアバッグ抑制機能が作動しないことが確認された。

この状態で衝突すると、助手席エアバッグが最大出力で展開され、小柄な乗員の負傷リスクが高まるおそれがある。ホンダが規制当局に提出した報告書によると、欠陥の原因は二次サプライヤーの工場で発生した自然災害だった。一次サプライヤーが回路基板の基材を十分な検証なしに変更したことで、基板に過度な物理的負荷がかかり、コンデンサーの亀裂につながった。今回のリコールは2024年のシートセンサーリコールを拡大した措置で、サプライヤーから提供されたデータで不具合部品の使用時期に関する情報の欠落と追跡ミスが追加で見つかり、対象範囲が広がった。

リコール対象は23のモデル・年式に及ぶ

今回のリコール対象は、2016年式から2026年式までの計23のモデル・年式の組み合わせだ。ホンダではシビック(セダン2016〜2022、クーペ2016〜2020、ハッチバック2017〜2021)、シビック タイプR(2017〜2018、2021)、アコード(2016〜2022)、アコードハイブリッド(2017〜2022)、CR-V(2017〜2022)、CR-Vハイブリッド(2020〜2022)、オデッセイ(2018〜2026)、パイロット(2017〜2022)、リッジライン(2017〜2021、2023年式と2025年式各1台を含む)、HR-V(2019〜2021)、パスポート(2019〜2021)、インサイト(2019〜2022)、フィット(2018〜2020)が含まれる。アキュラブランドではMDX(2017〜2020、2022〜2026)、RDX(2019〜2024)、TLX(2018〜2021、2023)が対象だ。

自分の車が対象かどうかを確認しよう

2026年5月時点で、この欠陥に関連する保証請求は228件で、ホンダは負傷者や死亡事故はなかったと明らかにした。現在、運転停止勧告は出ていない。該当車両の所有者が確認できる警告表示は2つある。メーターパネルのSRSエアバッグ警告灯が点灯する場合、または助手席が空席か子どもが座っているにもかかわらず、センターコンソールの「助手席エアバッグOFF」表示灯が点灯しない場合だ。

今回のホンダ・アキュラのリコールは、2026年6月に複数の完成車メーカーが相次いで発表したリコールの一つとされる。ホンダは7月6日からリコール通知を開始しており、車両所有者は早めにVIN照会でリコール対象かどうかを確認し、対象の場合は最寄りのディーラーで無償修理を受けるのが安全だ。

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