
トヨタがレクサス電気セダン「LF-ZC」の量産開発を中止した。
4日(現地時間)、EVメディアのElectrekは、トヨタがLF-ZCの開発を中止したと報じた。同車両に採用予定だった新型バッテリーや専用プラットフォーム、ギガキャストといった次世代EV技術は量産準備が整っており、これらを活用した後継モデルの開発も承認されたという。
トヨタの中嶋裕樹副社長は日本のメディアとのインタビューで、レクサスLF-ZCの開発中止を明らかにした。LF-ZCは当初2026年末の量産開始が予告され、その後2027年半ばへと延期されていた純電気セダンだったが、結局量産には至らないことになった。
トヨタは市場の需要変動や車両開発にかかる負荷を踏まえた全社的な見直しの結果として、LF-ZCの量産計画を撤回した。一方、開発過程で確立した中核技術は他のEVに転用する方針だ。
中嶋副社長は、ギガキャストと先進運転支援システム(ADAS)向けの新電子プラットフォーム、小型化・軽量化技術がすでに完成段階に達していると説明した。また、後継となるEVプロジェクトの開発が進行中であることも明らかにした。
LF-ZCは2023年のジャパンモビリティショー2023でコンセプトカーとして初公開された車両だ。
同車両には高性能な角型バッテリーが搭載される予定だった。トヨタは既存のリチウムイオン電池に比べて約2倍の一充電航続距離と、より短い充電時間の実現を目標に掲げていた。生産工程にはギガキャストと自走組立ラインを導入し、コスト削減と生産効率の向上を目指す計画だった。
また、デジタル基盤のインテリジェントコックピットとソフトウェアプラットフォーム「Arene(アリーン)」を採用する予定でもあった。同システムにはナビゲーション機能と、ドライバーの運転習慣に合わせた提案を行うAIアシスタントが組み込まれる計画だった。
後継モデルの車種セグメントと発売時期は現時点で公表されていない。











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