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2026年9月5日(土) 東京 --

米共和党を揺るがす「トランプ疲れ」…中間選挙への危機感広がる

一部議員「支持層が棄権、民主党候補に投票する可能性」

大統領支持率の低迷に現職議員ら緊張

共和党指導部はトランプ依存戦略を維持

引用:AP通信
引用:AP通信

11月の米中間選挙を前に、共和党内でドナルド・トランプ米大統領を前面に押し出す選挙戦略を懸念する声が上がっている。トランプ大統領の低い支持率や突発的な政策が、共和党支持層の棄権や支持離れにつながる可能性があるとの懸念だ。

9月3日(現地時間)、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、共和党指導部は下院と上院の多数派を守るため、トランプ大統領を選挙運動の中心に据える計画だという。しかし、一部の議員はこうした戦略がかえって大敗につながりかねないと懸念している。

ステファニー・バイス米下院議員(共和党)は最近、オクラホマ州立大学の共和党支持の学生らに対し、共和党支持者の一部が投票を棄権したり、民主党候補に投票したりする可能性があると語った。

バイス議員は、長年共和党を支持してきたある企業幹部が「トランプには疲れを感じる」と話していたと紹介した。発言が公開された後、自身の見解ではなく別の人物の発言を伝えたもので、全体の文脈が適切に反映されていないと釈明した。

引退を控えるドン・ベイコン米下院議員(共和党)は「トランプ大統領の一部の政策からは、混乱と破壊のにおいがする」と批判した。オンタリオ湖の名称を「アメリカ湖」に変更したことを挙げ、「ほとんどの人が愚かな決定だと思っている」と述べた。

2021年にトランプ大統領の弾劾に賛成したダン・ニューハウス米下院議員(共和党)も、トランプ大統領に強固な支持基盤があることを認める一方、共和党有権者の間に広がる「トランプ疲れ」は、党が深刻に受け止めるべき問題だと指摘した。

選挙情勢も共和党に不利な方向へ動いている。超党派の選挙分析機関クック・ポリティカル・リポートの創設者、チャーリー・クック氏は、共和党の選挙結果について「悪いか、非常に悪いか、ひどいものになる」と評した。民主党は下院で3議席、上院で4議席を上積みすれば、多数派の座を奪還できる。

引用:AP通信
引用:AP通信

共和党内では、トランプ大統領側による選挙資金の支出を巡っても不満が出ている。トランプ大統領と関連するスーパーPAC(特別政治活動委員会)「MAGA Inc.」は約4億ドル(約625億600万円)の資金を保有しているが、その資金は中間選挙の支援にはまだ本格的に投じられていないと伝えられている。

共和党は来週、テキサス州ダラスで、党史上初となる中間選挙に向けた党大会を開催する。トランプ大統領がこの党大会の主役となり、主要な激戦区の支持層の結集を図る予定だ。

共和党指導部は、トランプ大統領を中心とする戦略を維持している。熱烈な支持層を投票所に向かわせるには、トランプ大統領の影響力が必要だと判断しているためだ。

マイク・ジョンソン米下院議長は、トランプ政権下で実現した減税や国境警備予算の確保などを、選挙戦で訴える主要な実績として挙げた。共和党の中間選挙の見通しを楽観視する最大の理由として、トランプ大統領を挙げた。

スティーブ・スカリス米下院多数党院内総務も「共和党支持層を投票所に向かわせるうえで、トランプ大統領以上の人物はいない」と強調した。

引用:AP通信
引用:AP通信
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