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2026年9月12日(土) 東京 --

トランプ側近の弁護士、「反トランプ陰謀」捜査中に突然辞任

2016年大統領選へのロシア介入・マール・ア・ラーゴ機密文書事件を捜査

捜査開始から1年、起訴なし…共謀を立証する証拠も不明確

引用:AP通信
引用:AP通信

ドナルド・トランプ米大統領を巡る、いわゆる「ディープステート」の陰謀疑惑を捜査してきた米司法省の捜査責任者ジョー・ディジェノバ氏が辞任した。

ディジェノバ氏は10日(現地時間)、AP通信に「実際に辞任した」とし、「トランプ大統領と司法省のために働けたことは光栄であり、特権だった」と明らかにした。

今回の捜査は、トランプ大統領を捜査した元法執行機関・情報機関関係者らが、トランプ大統領を狙った共謀を行ったかどうかを明らかにすることに焦点を当ててきた。2016年大統領選当時のロシアによる選挙介入疑惑や、トランプ大統領のマール・ア・ラーゴ機密文書事件などが主な捜査対象だった。

ディジェノバ氏の辞任の背景について、具体的な事情は明らかになっていない。ただ、匿名を求めた関係者は「司法省とホワイトハウスは、捜査の進行速度と管理方法に不満を募らせていた」と伝えた。

ディジェノバ氏もニューヨーク・ポストとのインタビューで、証拠が十分でない状況で起訴を求めるなら「倫理的な問題になる」と語った。その後、AP通信には「自分の発言が文脈を外れて解釈された」とし、「すべての事件には検察側の主張を立証するのに十分な証拠がある」と釈明した。

しかし、捜査開始から約1年が過ぎた現在まで、起訴された人はいない。捜査を通じ、トランプ大統領を捜査した政府当局者らが実際に反トランプ共謀を行ったことを示す証拠が確保されたのかも不明確だ。

81歳のディジェノバ氏は、レーガン政権時代にワシントンD.C.の連邦検事を務め、長年にわたりトランプ大統領の側近として活動してきた。4月に司法省へ復帰し、今回の捜査を担当した。

捜査の過程でも混乱が続いた。4月、ジョン・ブレナン元米CIA長官に対する捜査を担当していた国家安全保障担当検事が事件の妥当性に疑問を呈した後に交代し、数日後にディジェノバ氏が後任に任命された。

ブレナン元長官は、米情報機関による2016年大統領選に関する評価報告書の作成過程で、議会に虚偽の陳述をした疑いで捜査を受けてきた。ブレナン氏は容疑を強く否定しており、7月には司法省を相手取り、関連記録の保存を求める訴訟を起こした。

一方、ロシアによる2016年米大統領選への介入自体は、複数の調査で確認された。しかし、ロバート・モラー米特別検察官の捜査では、ロシアとトランプ大統領選陣営との間に犯罪的な共謀があったことを立証する証拠は見つからなかった。

司法省監察官などの調査では、FBIによるトランプ・ロシア捜査の過程で一部の誤りや手続き上の問題があったことが明らかになったが、FBI高官らがトランプ大統領を狙って犯罪を犯したことを示す証拠は確認されなかった。

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