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2026年8月31日(月) 東京 --

USJ、最大3000億円で初の敷地拡張 面積10%超広がる

2001年開業以来、初の敷地拡張​

隣接する約6万平方メートルに新アトラクション​

東京ディズニーリゾートとの大型投資競争が激化

引用:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン公式ホームページ
引用:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン公式ホームページ

大阪を訪れる理由が、また一つ増えそうだ。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が最大3,000億円を投じ、2001年の開業以来初めてパークの敷地を拡張する。訪日外国人観光客が急増し、国内のテーマパーク市場が再び成長局面に入る中、東京ディズニーリゾート(TDR)を運営するオリエンタルランドとの大規模な投資競争も一段と激しくなっている。

28日の日本経済新聞によると、USJの運営会社ユー・エス・ジェイは、パーク北側に隣接する日本製鉄の工場用地へテーマパークを拡張する計画だ。投資額は2,000億~3,000億円規模と見込まれている。拡張対象となるのは大阪市などが所有する約6万平方メートルの土地で、新たなアトラクションなどが設けられる予定だ。

現在のUSJの敷地面積は約54万平方メートル。計画通りに拡張されれば、全体の面積は10%以上広がる。土地の一部を所有する大阪市とUSJは、2028年ごろから定期借地契約を結ぶ見通しだ。現在の大阪市と日本製鉄との賃貸借契約は2027年に満了する予定で、工場建物の解体もすでに始まっている。

USJが大規模投資に踏み切る背景には、急速に増える来場者がある。米テーマエンターテインメント協会(TEA)によると、2024年のUSJの来場者数は約1,600万人で、3年連続で世界3位となった。単一パークとしては東京ディズニーランドを上回り、国内で首位となった。

USJは過去にも事業規模の拡大を試みたことがある。2015年ごろには沖縄県北部に第2のテーマパークを建設する計画を進めたが、投資負担や採算性などの問題から撤回した。今回は既存パークのすぐ隣の土地を活用するため、新たなパークを一から建設するよりも投資リスクを抑えながら、受け入れ能力を拡大できると判断したとみられる。

国内のテーマパーク業界では、東京ディズニーリゾートがすでに大規模投資を進めている。運営会社のオリエンタルランドは2024年6月、東京ディズニーシーに約3,200億円を投じた新エリア「ファンタジースプリングス」を開業した。開発面積は約10万平方メートルで、『アナと雪の女王』『塔の上のラプンツェル』『ピーター・パン』をテーマにしたアトラクションやホテルなどが整備された。同社は、この施設によって年間の連結売上高が約750億円押し上げられると見込んでいる。

投資はこれだけにとどまらない。東京ディズニーランドではトゥモローランドの再開発が進められている。既存のスペース・マウンテンと周辺エリアを約705億円かけて全面的に再整備し、2027年に開業する予定だ。『シュガー・ラッシュ』をテーマにした新アトラクションにも約295億円を投じる。二つの事業を合わせると、投資額は約1,000億円に上る。

オリエンタルランドは、テーマパークの外にも事業領域を広げている。2028年度の就航を目指し、日本を拠点とするディズニークルーズ事業に参入する計画だ。船舶の建造費2,900億円と予備費400億円を合わせ、投資額は総額3,300億円に達する。1隻目の運航状況を見極めた上で、2隻目の投入も検討する方針だ。

オリエンタルランドは2035年に向けた長期経営戦略で、テーマパーク、ホテル、クルーズを3本柱として育成し、売上高を1兆円以上に拡大する目標も掲げている。新たなディズニーホテルの増設も検討している。

来場者を巡る競争も激しい。USJは単一パークで年間約1,600万人を集める一方、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを合わせた東京ディズニーリゾートの来場者数は、2025年度に2,753万人に達した。オリエンタルランドは2026年度の来場者数が2,800万人に増えると予想している。

国内二大テーマパーク運営会社が、そろって「来場者数の拡大→大規模な新規投資→滞在時間の延長と客単価の上昇」という成長戦略に乗り出した形だ。オリエンタルランドがファンタジースプリングスやクルーズなどへ事業領域を広げる中、USJも初めて既存パークの敷地を越えて拡張する。訪日外国人観光客を巡る国内テーマパーク業界の投資競争は、数千億円規模へと拡大している。

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