「米国と戦争中だ」カナダ首相、9月8日から報復関税 米は50%関税
貿易交渉の決裂後、初めての見解
カーニー首相「米国と戦争中」…9月8日から報復関税

米国とカナダの貿易をめぐる対立が激しくなるなか、米国のドナルド・トランプ大統領がカナダに対し「米国の州ではないのに恩恵を求めている」と主張した。
トランプ大統領は23日(現地時間)、SNS「トゥルース・ソーシャル」で「カナダは、米国の州にならずに、州が享受する恩恵を求めている」と非難した。続けて「カナダは長年、我々の偉大な農家に莫大な関税を課してきた。もうこれ以上は許されない」と主張した。
これは、米国とカナダの貿易の交渉が21日に決裂した後、トランプ大統領が示した初めての公式な見解だ。
先にトランプ大統領は、19日午前0時1分から、カナダ産のワインや家具、乳製品、セメント、衣類などに最大50%の関税を課すと表明していたが、実施を3日間、見送っていた。
両国はその後、ワシントンD.C.で3日間、最終的な交渉を行ったが、合意に至らなかった。これを受けてトランプ政権は、22日午前0時1分から50%の関税を課し始めた。
関税の対象は総額200億ドル(約3兆1,920億円)規模で、昨年の米国によるカナダ産の商品の輸入額の約5.2%に当たる。
カナダのマーク・カーニー首相は22日、国民に向けた演説で、米国と「戦争中だ」とし、報復関税で対抗する方針を明らかにした。
カーニー首相は「9月8日から米国産の商品に報復関税を課す」とし「対象には、鉄鋼や乳製品、家電製品、農業機械、パルプ・紙、電子製品などが含まれる」と述べた。

