パトリオット675発→264発、冬までに300発追加必要 ゼレンスキー氏が不足公表
記者団と約2時間の懇談 不足するパトリオットの数を公表

ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領は、先月解任したミハイロ・フェドロウ前国防相の在任中の対応について、「判断を誤った」と初めて言及した。
ゼレンスキー大統領は、記者団と約2時間にわたって非公開で懇談した。
フェドロフ氏は先に、自身の国防相解任に抗議するとともに、現政権に対する抗議デモにも参加した。さらに、戦争を理由に延期されている大統領選挙を実施するよう求めていた。
ゼレンスキー大統領は記者団との会合で、フェドロフ氏が国防相を務めていた当時の意見の対立について具体的に明らかにし、国防費の支出をめぐって不透明な決定があったことを示唆した。
また、当時の国防省が不正確な情報を提供したため、ドナルド・トランプ米大統領との間でスターリンクの利用をめぐり、望ましくない事態が生じたと述べた。
さらに、ロシアによるミサイル攻撃を防ぐために必要なパトリオットの迎撃ミサイルが不足しているとして、その数を示した。
ゼレンスキー大統領はまた、ウクライナ軍が中南部ドニプロペトロウシク州の大部分を奪還し、残るロシア軍の支配地域は約10平方キロにとどまると強調した。
フェドロフ氏の解任については、フェドロフ氏に政権内で仕事を続ける4つの選択肢を示したものの、すべて拒否されたと述べた。
戦況については、8月末までに他の作戦の成果が明らかになるとし、「2026年にロシア軍が占領した領土と、ウクライナ軍が奪還した領土は、年間を通してみれば同程度になるだろう」と予測した。
ロシア軍は今年に入って約990平方キロを占領した一方、ウクライナ軍は約820平方キロを奪還したという。
パトリオットの迎撃ミサイルについては、ウクライナが2023年に675発を受け取ったのに対し、2025年は364発に減少し、2026年は264発にとどまる見込みだと述べた。
ゼレンスキー大統領は、冬に向けて300発を追加で確保する必要があると述べ、米国や欧州のパートナーが生産能力の拡大に苦戦していることから、状況は深刻だと強調した。
ロシアは現在、年間600発の弾道ミサイルを生産しており、今後は年間1,300発まで増やす見込みだという。


