「私が最も重視するのは対中優位」…「AIによる人類滅亡」警告へのトランプ大統領の答え
AI専門家ら「自己改善型AIモデル、10年以内に私たち全員を死に至らせる可能性」と明かす

「人工知能(AI)技術が制御不能となり、人類を滅亡させる可能性がある」とするアンソロピックの現職・元研究者らの警告に対し、ドナルド・トランプ米大統領は「中国に対する技術的優位を維持することが最優先事項だ」と言い切った。
海外メディアによると、トランプ大統領は10日(現地時間)、「AIが人類を滅亡に追い込む可能性がある」との質問を受け、「全く心配していない」と答えたという。
トランプ大統領は「私が心配しているのは、AI競争で勝てなければ、非常に不利な状況に置かれるということだ」とし、「われわれは中国をかなり大きな差でリードしている。1年ほどだ。これは大きな差だと思う」と付け加えた。
同大統領はこの日、テキサス州ダラスで開かれた共和党大会に出席し、帰途に記者団の質問を受け、このように答えた。
これに先立ち、アンソロピックの研究者だったジェイコブ・コクソン氏は、同社を退社する際にX(旧Twitter)で「テクノロジー企業は、制御不能になる可能性のある自己改善型AIモデルの開発を主導し、私たちの命を危険にさらす賭けをしている」とし、「AI開発者たちは、この技術が10年以内に私たち全員を死なせる可能性があると本気で信じている」と明かした。
これに対し、現在もアンソロピックに在籍する研究者エバン・ヒュービンガー氏はXで「個人的には、10年以内にそうなる確率は10%を超えると思っている」と同調し、大きな議論を呼んだ。
こうした中、OpenAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は私的な場で社員に対し、最先端AIモデルの開発ペースを落とす方法を検討しており、おそらく他のAI企業も同様に開発ペースを落とすことを期待していると話したと伝えられた。
