「2060年、韓国41%で世界1位」日本を抜き“最高齢国”へ 日本は3位に
報告書『高齢化世界』で2060年韓国の65歳以上の人口比率41%で世界1位の見通し人類史上初めて65歳以上の人口が0~5歳の幼児超える老年期の健康寿命は停滞… 高齢者の貧困・慢性疾患問題浮上

2060年、韓国が日本を抜いて世界で65歳以上の高齢人口比率が最も高い「最高齢国家」になるとの米政府機関の見通しが出された。世界的な高齢化が加速する中、韓国と米国の高齢層の貧困率も主要国の中で最上位圏にあることが明らかになった。
3日(現地時間)、米国勢調査局が発表した報告書「高齢化世界:2025」によると、世界的な高齢化が急激に進む中、2025年時点で65歳以上の割合が29.7%と世界最高齢国だった日本が2060年には3位に転落し、韓国が高齢人口比率41%を記録して世界1位の最高齢国になる見通しだ。
報告書はまた、人類史上初めて65歳以上の高齢人口比率が0~5歳の乳幼児比率を上回ったと指摘した。世界の65歳以上の人口の割合は、2025年の10.5%から2060年には19.6%に急増すると予想され、2023年に80億人を突破した世界人口が2060年までに約20億人増加する中、その増加する人口の半分以上にあたる約11億4800万人は65歳以上の高齢者が占めるものと分析された。
米国の場合、65歳以上の人口比率が2025年の18.9%から2060年には23.4%に増加するものの、アジアやアフリカ、南米など他の地域の高齢化が一段と早いスピードで進むため、世界における高齢化順位は2025年の48位から2060年には110位へと大幅に低下する見通しだ。
同報告書はまた、平均寿命は延びたものの、健康に暮らせる期間である「健康寿命」はそれに比例して延びていないという点を主要課題として指摘した。米国を基準にした場合、65歳以上の高齢者の73%が2つ以上の慢性疾患を患っており、60代からの行動に不自由を抱える割合は欧州の主要国に比べて著しく高いことが分かった。2021年時点で60歳以上の高齢層における主要な5つの死因には新型コロナウイルス感染症やアルツハイマーなどの認知症が含まれていた。
経済的格差と社会的セーフティネットの問題も指摘された。経済協力開発機構(OECD)加盟国の高齢者貧困率調査(2020年基準)で、韓国は40.5%と最悪の水準を記録し、米国も21.6%と高い水準を示した。
報告書では、英国やニュージーランドの高齢層の50%以上がボランティア活動を行っているのに対し、ウクライナやグアテマラ、カーボベルデは10%にも満たないことが調査で明らかになった。
米国勢調査局のマリア・アイサ・ラストラ主任人口統計官は、「世界各国の高齢化が、かつてないスピードで進んでいる」とし、「義務的な介護労働の不均衡、高齢層の労働参加のあり方の変化、社会的孤立など、高齢化に伴う社会的・経済的波及効果に全世界が備えなければならない」と強調した。
