メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ
2026年9月14日(月) 東京 --

「珍しい」北朝鮮製多連装ロケット砲、ウクライナのドローン攻撃で破壊…「北朝鮮兵2,000人余り死亡」

引用:ウクライナ軍
引用:ウクライナ軍

ウクライナ軍は、ロシア軍が運用する兵器の一つである北朝鮮製多連装ロケット発射機を探知し、ドローン攻撃で破壊する様子を収めた映像を公開した。

ウクライナの現地メディア、ディフェンス・エクスプレスなどが11日(現地時間)に報じたところによると、ウクライナ第40旅団は、ロシア軍が配備した「珍しい」北朝鮮製75式多連装ロケット発射機を確認した後、攻撃ドローンで破壊したという。

ウクライナのドローンは発射機に直接命中したとみられ、これにより、この北朝鮮製多連装ロケット砲は戦場で使用できなくなった。

引用:ウクライナ軍
引用:ウクライナ軍

ウクライナ軍が破壊した北朝鮮製75式多連装ロケット砲は、北朝鮮軍が運用する122mm級の多連装ロケット発射システムで、12発のロケットを発射できるよう設計されている。各ロケットの重量は18kgで、このうち弾頭に含まれる爆薬は約1.5kgとなっている。

この発射機には計12本の発射レールがあり、広い範囲の目標に集中射撃を行える。ただ、この兵器の有効性は、発射前後に隠蔽を維持し、発見されないことに大きく左右される。

一般に、多連装ロケット砲は発射後、ロケットの飛翔軌道や発射地点を特定されやすい。このため、敵の偵察・監視や精密攻撃によって発射車両そのものを逆探知される可能性があり、発射前後の隠蔽を維持することが重要となる。

実際に今回の攻撃では、ウクライナ軍が北朝鮮製多連装ロケット砲を搭載した車両を発見し、精密攻撃に成功した。このため、北朝鮮製多連装ロケット砲システムは、隠蔽や機動が適切に行われなければ敵の精密攻撃にさらされやすく、生残性は高くないとの評価が出ている。

「前線では珍しい北朝鮮の砲兵システム」

ディフェンス・エクスプレスは「北朝鮮製多連装ロケット発射システムは、ロシアの兵器庫では『異例の存在』だ」とし、「ロシア軍は友好国から提供された装備への依存を強めているが、北朝鮮の砲兵システムが前線に登場するケースは比較的少ない」と分析した。

ロシアは2024年末から、本格的に北朝鮮製の砲兵システムを前線に投入し始めた。

2024年11月には、北朝鮮製M-1989「コクサン」170mm自走砲とみられるものが、ロシア国内を列車で移送される様子が初めて公開され、その後、ロシア軍がウクライナ戦線に実際に投入したことが確認された。

引用:ウクライナ軍
引用:ウクライナ軍

北朝鮮のM-1991 240mm多連装ロケット砲については、2025年にロシア軍が直接運用する様子を収めた映像が公開された。当時、ウクライナ情報当局は、北朝鮮がロシアにこのシステムを大量に供給したと明らかにした。

ディフェンス・エクスプレスが公開した資料によると、今年初めの時点で、北朝鮮製「コクサン」自走砲が攻撃を受けたり破壊されたりした事例は約10件に上る。北朝鮮製砲兵システムの多くは、ウクライナのドローンや精密攻撃によって破壊された。

ウクライナメディアのユナイテッド24は、北朝鮮製多連装ロケット砲が破壊されたとのニュースを伝え、「北朝鮮はすでにロシアに大量の砲弾や弾道ミサイル、その他の軍需物資を供給している」としたうえで、「北朝鮮製装備も戦場に姿を見せる機会が徐々に増えている」と評価した。

さらに、「75式多連装ロケット砲の登場は、ロシア軍の外国依存が強まっていることを示す新たな事例だ」とし、「これに先立ち、ロシアがクルスク州に北朝鮮兵約8,500人を配備し、このうち400人はドローン操縦士で、数百人はウクライナに対する偵察や攻撃に投入される兵士だとする主張が出ていた」と伝えた。

「北朝鮮兵2,000人余り死亡」

一方、北朝鮮とロシアが「包括的戦略的パートナーシップ条約」を締結する約1年前から、すでにウクライナとの戦争に北朝鮮軍を派遣する案について協議を始めていたとみられるとの報道が出た。

引用:朝鮮中央テレビ
引用:朝鮮中央テレビ

北朝鮮が派兵活動をたたえるため平壌に建設した「海外軍事作戦戦闘偉勲記念館」を訪れた北朝鮮の消息筋は、産経新聞に「2023年7月に訪朝したロシア軍代表団が金正恩国務委員長と会談し、派兵を要請したことをきっかけに派兵交渉が始まったとの内容が、記念館の展示資料に記されている」と話した。

北朝鮮がロシアと2024年6月に包括的戦略的パートナーシップ条約を締結し、ロシア南西部クルスク州などに兵士を派遣する約1年前から、双方の派兵交渉が始まっていたという。

引用:韓国テレビ番組「PD Note」
引用:韓国テレビ番組「PD Note」

消息筋は産経新聞に「記念館には、派遣された北朝鮮兵の死者数が2,288人と記録されている」とし、「記念館に隣接する墓地には、戦死者のうち『英雄』とされた300人の墓碑が並び、記念館の2、3階には残る犠牲者の遺骨を納めた骨壺が安置されている」と伝えた。

さらに、「墓碑と骨壺には死亡した兵士の氏名、生年月日、死因が記されており、10代後半から20代前半の若い兵士が大半を占めているように見えた」とし、「死者の半数以上が自爆したと推定され、ドローン攻撃による犠牲者も多かった」と付け加えた。

また、「記念館には、ウクライナ側の捕虜にはならないと誓った兵士の文書も展示されている」と話した。

最終更新:

注目ニュース

Google検索で優先表示

話題

  • ChatGPT、株式リサーチに特化した新モデルを発表

    テクノロジー 

  • 中国副首相、米国と関税戦争中のカナダ財界に「機会の共有を歓迎」

    政治 

  • 「半数以上が自爆」ウクライナ戦争で死亡した北朝鮮兵、戦死者は少なくとも2,288人か

    政治 

  • 「性的嗜好まで収集」…陸自、大学教授・NGO関係者をひそかに調査

    政治 

  • 政府、SNSで偽情報への反論強化…中国・ロシアの「認知戦」に対応

    政治