中国副首相、米国と関税戦争中のカナダ財界に「機会の共有を歓迎」

中国経済の実務を統括するホーリーフォン副首相は、米国との関税対立を抱えるカナダ財界に対し、中国との協力を強調した。
10日、中国国営の新華社通信によると、ホー副首相は前日、北京の人民大会堂でカナダ・中国ビジネス評議会(CCBC)のアンドレ・デマレ名誉会長と会談したという。
ホー副首相は会談で、今年1月にカナダのマーク・カーニー首相が訪中し、習近平中国国家主席と会談したことに触れ、「双方は中・カナダ新型戦略パートナーシップの構築を推進することで意見を一致させ、両国関係の今後の発展に向けた新たな戦略的指針を示した」と述べた。
その上で、「カナダ企業が中国の質の高い発展の機会をともに享受することを歓迎する」とし、「カナダ・中国ビジネス評議会が架け橋としての役割を果たし、中・カナダの経済・貿易関係の発展にさらに貢献してくれることを願う」と求めた。
カナダは最近、米国の関税圧力に正面から対抗し報復関税を発動したことで、米国との関係が悪化している状況だ。中国はこうした情勢を踏まえ、カナダに対する中国の影響力を相対的に拡大できることを期待しているとみられる。
この日の会談でデマレ名誉会長は、「カナダの産業界・商業界は中国経済の見通しについて大きな信頼を寄せている」とし、「カナダ・中国ビジネス評議会は今後も、カナダ・中国の経済・貿易関係が健全かつ安定的に発展するよう、引き続き力を尽くす考えだ」と述べたと通信は伝えた。

