メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「節約のつもりが逆に高くつく」多くのドライバーが見落とす運転習慣

佐藤 彩 アクセス  

引用:AI制作画像
引用:AI制作画像

節約のつもりでした行動が、かえって損につながることがある。車を維持するドライバーにも当てはまる話だ。フロントガラスに付いた油膜を放置する、タイヤの空気圧を気にしない、少しでも安いガソリンスタンドを探して遠くまで行くといった習慣が代表例だ。車の維持で、気づかないうちに出費を増やしてしまう3つの運転習慣を整理した。

白く曇ったフロントガラス、放置するとワイパーも傷む

ワイパーを動かしたときに拭き跡が残ったり、ガラスがぎらついて乱反射したりする場合は、油膜が付いていると考えてよい。雨水に含まれる大気中の汚れ、排気ガス、ボディーワックスの成分、ワイパーの油分などが原因で、放置すると頑固な油膜として定着する。油膜をそのままにしておくと、雨の日や夜間に対向車のヘッドライトが乱反射して視界が悪くなる。定着した油膜は、ワイパーの拭きムラや作動音の原因になり、劣化も早まる。

ワイパーゴム1本はそれほど高価ではないが、新品に交換してもすぐに使えなくなれば、結局は無駄な出費になる。さらに油膜の主成分であるシリコンは、ガラスと同じケイ素を含むため、時間が経つほどガラス表面と強く結びつき、拭いても白く曇った状態が残りやすくなる。軽い油膜なら台所用洗剤でも落とせるが、ひどい場合は専用クリーナーや洗浄シートで取り除く必要がある。作業後にガラスへ水を流し、水滴にならず均一に広がれば、うまく除去できた目安になる。

引用:AI制作画像
引用:AI制作画像

空気圧の低いタイヤ、燃費と安全性を同時に下げる

タイヤの空気は、1か月で自然に約5〜10%抜けるとされている。しかし、日本自動車タイヤ協会(JATMA)が全国のドライバー2,000人を対象に実施した調査によると、月に1回以上空気圧を点検している人は2割程度にとどまるという。空気圧が指定値より低いと接地面積が増え、転がり抵抗が大きくなって燃費が悪化する。接地面の両肩部分だけが強く当たり、偏摩耗によって寿命が縮むほか、ハンドリング性能も低下する。

さらに、排水性が落ちてハイドロプレーニング現象の危険が高まり、高速走行時には異常発熱によってタイヤが波状に変形するスタンディングウェーブ現象のリスクも上がる。車の適正空気圧は取扱説明書に記載されている。運転席ドアを開けたときに見える部分や、給油口のふたの裏側などに表示されていることが多いため、確認しておきたい。

引用:AI制作画像
引用:AI制作画像

遠いガソリンスタンドと半分給油、実際どれだけ節約になるのか

ガソリン価格の上昇を受け、少しでも安いガソリンスタンドを探す人は多い。ただ、普段利用するスタンドより5km遠い場所で安いガソリンを入れようとすれば、往復で10km余計に走ることになる。1リットル当たり20km走る車なら0.5リットルを余分に使い、1リットル160円なら80円の追加費用がかかる。80リットル入れて、ようやく元が取れる計算だ。時間と手間に加え、わずかとはいえタイヤの摩耗も増えるため、実際の節約効果は大きくない。むしろ、普段使うスタンドの休日・深夜割引や専用アプリ、石油元売り提携のクレジットカードを活用する方が節約につながりやすい。

「燃料を半分だけ入れる、または少しずつ入れると車が軽くなり、燃費に良い」と考え、満タン給油を避ける人もいる。ガソリンの重さは1リットル当たり約750gで、50リットルタンクの場合、半分と満タンの差は約18.75kgになる。ただ、燃料の重さが燃費に与える影響は1%未満というデータがあり、実際の差はわずかだ。

引用:AI制作画像
引用:AI制作画像

むしろ、何度もガソリンスタンドへ行くことで、その分の距離と時間を浪費することになる。燃料タンク内の燃料ポンプは周囲の燃料で冷却されながら作動するが、燃料が少ない状態では冷却が不十分になり、ポンプの寿命が短くなるおそれもある。交換時には部品代に加えて工賃もかかる。

ガラスの管理、タイヤの空気圧、給油習慣のいずれも、「この程度なら大丈夫だろう」という考えが重なると、結果的に無駄な出費として返ってくる。節約のつもりで選んだ行動が本当に得なのかを一度見直し、必要なら習慣を変えることが、結果として財布を守ることにつながる。

佐藤 彩
content@dailyview.net

コメント0

300

コメント0

[オートライフ] ランキング

  • 「火災も起こり得る!」ウォッシャー液の凍結防止成分に潜む、意外な理由とは
  • 「ブレーキが効かない」その恐怖を防ぐ、下り坂のシフトダウン術
  • 停止車両の横をそのまま通過するドライバーが直面する、ひし形が教える一時停止の意味
  • 「異常はなかったのに火を噴いた」車内のモバイルバッテリー、熱暴走の恐怖
  • 「同じ金額でもっと入る」ガソリン給油、誰も教えてくれない損しない裏ワザ
  • 冬だけじゃない、猫のエンジンルーム侵入…夏でも油断できない理由とは?

今週のアクセスランキング

  • 黒い内装は本当に熱くなるのか?答えはイエスだが、意外な誤解もある
  • 「一度直したはずが」ホンダ・オデッセイが再リコール、バックカメラの欠陥再燃
  • 「国民は給油制限、首脳は防弾リムジン」プーチンのロシアに広がる皮肉な対比
  • 「所有者は誰なのか」ホワイトハウスが宣伝する謎のガソリンスタンド、深まる疑惑
  • 「発端はまさかの自転車集団?!」高速道路に散乱したスーパーカー軍団、その全貌
  • 知らぬ間に見逃していたヒョンデ車の裏機能、ドアミラーが瞬時に晴れる

合わせて読みたい記事

  • 1
    トヨタがテキサスに勝負を懸け、タコマ生産の主軸を米国へ移す

    最新ニュース 

  • 2
    営業損失に転落したトヨタ北米事業、関税対応で描く巻き返しシナリオとは?

    トピック分析 

  • 3
    富士山ナンバーが東京でも選べる…国交省、居住地の壁をついに取り払う

    トピック分析 

  • 4
    「あのFRオープンが帰ってくる」スズキ・カプチーノ復活案、軽規格維持で検討中と判明

    トピック分析 

  • 5
    幻のNSXがまさかの復活…イタリアン工房が仕込んだ限定スーパーカーの正体

    トピック分析 

[オートライフ] 最新 ニュース

  • 「火災も起こり得る!」ウォッシャー液の凍結防止成分に潜む、意外な理由とは
  • 「ブレーキが効かない」その恐怖を防ぐ、下り坂のシフトダウン術
  • 停止車両の横をそのまま通過するドライバーが直面する、ひし形が教える一時停止の意味
  • 「異常はなかったのに火を噴いた」車内のモバイルバッテリー、熱暴走の恐怖
  • 「同じ金額でもっと入る」ガソリン給油、誰も教えてくれない損しない裏ワザ
  • 冬だけじゃない、猫のエンジンルーム侵入…夏でも油断できない理由とは?

話題

  • 1
    エンジン停止からメーター不良まで、ホンダ・トヨタのリコールが止まらない

    トピック分析&nbsp

  • 2
    「もう一度あの走りを」トヨタ・ソララ、現行カムリの顔をまとって甦る?!

    トピック分析&nbsp

  • 3
    「渋滞のなか立ち往生し、そのままバッテリー切れ」ウェイモが迎えた独立記念日の悪夢

    トピック分析&nbsp

  • 4
    「協力会社にここまでの犠牲を強いるとは」トヨタが下した前例なき決断の代償

    最新ニュース&nbsp

  • 5
    「トヨタまで抜かれた」欧州で中国車が日本勢を初めて逆転、王座が動いた

    最新ニュース&nbsp

[オートライフ] おすすめニュース

  • 「スマートキーが反応しない…」その瞬間に焦らず対処できる人だけが知っている方法
  • 「晴れた日の洗車がむしろ塗装を傷めていた?!」雨の日にこそ隠れた合理性
  • 「2列目中央が最強伝説はもう過去の話?!」最新の安全技術が塗り替えた座席の常識
  • 「運転が下手なせいではない」呼吸器が詰まった新車の悲鳴
  • 爆発するかもしれない…!? タイヤの横のぷっくりを甘く見てはいけない理由
  • 同じ「震え」でも、起きるタイミングによって原因はまるで違っていた

今週のアクセスランキング

  • 黒い内装は本当に熱くなるのか?答えはイエスだが、意外な誤解もある
  • 「一度直したはずが」ホンダ・オデッセイが再リコール、バックカメラの欠陥再燃
  • 「国民は給油制限、首脳は防弾リムジン」プーチンのロシアに広がる皮肉な対比
  • 「所有者は誰なのか」ホワイトハウスが宣伝する謎のガソリンスタンド、深まる疑惑
  • 「発端はまさかの自転車集団?!」高速道路に散乱したスーパーカー軍団、その全貌
  • 知らぬ間に見逃していたヒョンデ車の裏機能、ドアミラーが瞬時に晴れる

おすすめニュース

  • 1
    トヨタがテキサスに勝負を懸け、タコマ生産の主軸を米国へ移す

    最新ニュース 

  • 2
    営業損失に転落したトヨタ北米事業、関税対応で描く巻き返しシナリオとは?

    トピック分析 

  • 3
    富士山ナンバーが東京でも選べる…国交省、居住地の壁をついに取り払う

    トピック分析 

  • 4
    「あのFRオープンが帰ってくる」スズキ・カプチーノ復活案、軽規格維持で検討中と判明

    トピック分析 

  • 5
    幻のNSXがまさかの復活…イタリアン工房が仕込んだ限定スーパーカーの正体

    トピック分析 

話題

  • 1
    エンジン停止からメーター不良まで、ホンダ・トヨタのリコールが止まらない

    トピック分析 

  • 2
    「もう一度あの走りを」トヨタ・ソララ、現行カムリの顔をまとって甦る?!

    トピック分析 

  • 3
    「渋滞のなか立ち往生し、そのままバッテリー切れ」ウェイモが迎えた独立記念日の悪夢

    トピック分析 

  • 4
    「協力会社にここまでの犠牲を強いるとは」トヨタが下した前例なき決断の代償

    最新ニュース 

  • 5
    「トヨタまで抜かれた」欧州で中国車が日本勢を初めて逆転、王座が動いた

    最新ニュース