「助かったはずの命が…!」地震後に戻った従業員2人死亡、売上金指示の重い責任
熊本県で地震が発生した後、大型ショッピングモールで起きた爆発事故により、雑貨店の従業員2人が死亡した。地震発生後に避難していた2人は、「売上金を金庫に入れろ」という会社側の指示で店舗に戻り、命を落としたことが明らかになった。

2日、日本経済新聞などによると、ハビタの経営陣は同日、遺族のもとを訪れ、この事実を認めて正式に謝罪した。
事故は先月28日午後5時50分ごろ発生した。地震発生当時、イオンモール内には利用客約3,000人と店舗従業員約1,300~1,500人がいたが、地震発生から約30分で安全に避難を終えた。
しかし、一部の従業員が建物内に戻ったところ、突然の大規模爆発に巻き込まれた。この爆発で、ハビタの従業員2人を含む計7人が死亡した。
報道によると、死亡した従業員の1人である大竹玖瑠美さん(22)らは、地震直後に建物の外へ無事避難していた。しかし、「売上金を金庫に移せ」という会社側の指示を受けて再び店内に戻り、惨事に巻き込まれた。爆発の原因はガス漏れとみられている。
これに先立ち、イオンモール側は先月29日の記者会見で、死亡者が建物内に残っていた経緯について「把握できていない」と明らかにしていた。続けて「自社のマニュアルでは、一度屋外に避難した後は絶対に建物内へ戻らないよう定めている」と説明した。
問題が拡大すると、ハビタの幹部2人は2日夕方、遺族のもとを訪れ、経緯書を手渡して謝罪した。
謝罪を受けた大竹さんの母親は「(謝罪を受けても)娘は戻ってこない」と涙を流した。遺族は「責任感の強い子だった。わずか3カ月前の親族の集まりでも、笑いながら冗談を交わしていた」と悲しんだ。一方で「今になってでも真実が明らかになったことは、一歩前進だ」と話した。
ハビタの営業部長はインタビューで「今になって思えば、決して命と引き換えにできるようなことではなかった」と述べ、遅ればせながら後悔と謝罪の意を示した。
警察と関係当局は、会社側の無理な指示が人的被害につながったかどうかを調べている。
