妹5人への不適切暴行容疑、29歳男を逮捕 母親も共犯の疑い

実の妹5人に不適切な暴行を繰り返したとして、アルゼンチンの20代の男が逮捕され、世間に衝撃が広まっている。加害者と被害者の関係になった兄妹の実の母親が、これについて黙認していたとされ、批判が高まっている。
南米のメディアは18日(現地時間)、警察がアルゼンチン中西部のメンドーサに住む29歳の男を不適切な暴行を繰り返した疑いで逮捕したと報じた。早い段階から被害を認識しながら、息子をかばい、娘たちに口外しないよう強要してきたとされる母親も、共犯の疑いで逮捕された。
報道によると、逮捕された男は6人兄妹の長男で、下に25歳、24歳、19歳、そして15歳の双子の妹がいる。被害は長女が13歳の時に始まり、その後、他の妹たちにも及んだという。
長女は母親に被害を訴えて助けを求めたが、母親はそれを兄に伝えてしまい、そのことを理由に兄から暴行を受けたと証言している。次女と三女も同様に、母親に訴えたものの、口外しないよう脅されただけだったと述べた。
被害が続いたため、2018年には姉妹が庭に隠れ場所を作り、家の外で寝起きするようになったが、それでも被害は止まなかったという。
父親は、家庭内で暴力を振るったとして家を追い出されていた。姉妹たちは「父が家で暴力を振るったことは一度もない。すべて父を追い出すための母のうそだった」と語った。
事件が明らかになったのは、遅ればせながら勇気を出した長女が、警察に助けを求めたためだった。警察は、まだ未成年である末っ子の双子2人を除く妹2人を秘密裏に呼んで事情を聴き、犯行を確認したうえで、加害者の兄と母親を同時に逮捕した。警察は「末っ子の双子は未成年で、精神的な苦痛が大きいとみられるため、まだ事情を聴いていないだけで、3人の姉の証言から見て、双子も兄による被害を受けている」と明らかにした。
一方、事件が報じられると、インターネット上には憤りの書き込みが相次いだ。「妹5人全員が被害者とは恐ろしい。厳重な罪を償わせるべきだ」「息子をかばい、黙認して見過ごした母親が理解できない。娘たちを我が子と思っていなかったのか」などの声が上がった。
現地のメディアによると、母親と兄には最長で禁錮50年が言い渡される可能性があるという。
