16歳ライフガードが10歳少年を救助 トランプ氏「真の英雄」
16歳のライフガード、荒波で10歳少年を救助
ホワイトハウスで称賛したトランプ「私が勤務中でなくて君は幸運だった」

ドナルド・トランプ米大統領が、荒波に巻き込まれた10歳の少年を救った16歳のライフガードをホワイトハウスに招き、英雄だと称賛する一方、自分なら同じ行動はできなかっただろうと冗談を飛ばし、注目を集めた。
18日(現地時間)、AP通信や米メディアのピープルなどによると、トランプ大統領は前日、ホワイトハウスの執務室に、カリフォルニア州立公園所属のライフガード、ライダー・ウィリアムズさん(16)と、ウィリアムズさんが救助したナサニエル・ライ君(10)を招待した。また、2人の家族と、救助を手伝った別のライフガード、アーロン・ボーネンさんも同席した。
トランプ大統領はウィリアムズさんを「真の英雄」と呼び、救助時に冷静に対応した点を何度も称賛した。ライ君には「神が君を見守っていた」とも語った。
その後、トランプ大統領はライ君に「私だったらそうしたかは分からない。おそらくできなかっただろう」とし、「あの日、私が勤務中ではなかったのは君にとって幸運だった」という趣旨の冗談を飛ばした。
ウィリアムズさんは、危険な瞬間にどう行動できたのかとの質問に、訓練のおかげだと答えた。「危険な時には常に訓練で教わった通りに行動しようとしている」とし、当時はできるだけ早く少年を水の外へ連れ出すことに集中したと説明した。
3mの波に飛び込んだ16歳…意識を失った少年をつかむ

事故は先月25日、カリフォルニア州サンタクルーズのシーブライト州立ビーチで発生した。当時、ライ君は足首ほどの深さの浅瀬に立っていたところ、突然押し寄せた強い波にさらわれた。
約18m離れた救助所でこれを目撃したウィリアムズさんは、すぐに無線で状況を知らせた後、海へ飛び込んだ。ライ君は海岸から約13.7m離れた場所まで流されていた。当時の波の高さは約2.4~3mに達していた。
ウィリアムズさんが少年に近づいた時、ライ君はすでに力が抜け、意識を失っていた。荒波のため救助用チューブもまともに使えなかった。ウィリアムズさんはライ君をつかんだまま次々と押し寄せる波に耐え、2人は一時、完全に水中へ姿を消すこともあった。
その後、同僚のライフガード、ボーネンさんが海に入り、救助を手伝った。ライ君は陸へ運ばれて応急処置を受けた後、家族のもとへ戻り、重傷を負えずに済んだ。
救助場面を収めた映像はオンラインで数百万回再生され、話題となった。ライ君は後のインタビューで、当時「死ぬと思った」と振り返った。父親のスミット・ライさんは、息子を救ったウィリアムズさんに「彼がしてくれたことには、とても報いきれません」と感謝の気持ちを表した。
映像を見たトランプが直接招待…「真の英雄」

トランプ大統領も救助映像を目にした後、ウィリアムズさんの行動に注目した。先月28日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で映像を共有し、ウィリアムズさんと家族、救助された少年をホワイトハウスに招き、高位の民間人向け栄誉を授与すると明らかにした。
トランプ大統領はホワイトハウスで「最初に映像を見た時、もう一度再生するよう言った」とし、「目の前でこんなことが起きるのを見るのは驚きだ。多くの救助場面を見てきたが、これほどのものは見たことがない」と評価した。
ウィリアムズさんは今後、救急救命士の訓練を受けて消防士になりたいとの考えも明らかにした。これにトランプ大統領は「良い推薦を受けられるだろう」と応じた後、彼ら一行にホワイトハウスのリンカーン・ベッドルームを見学するよう勧めた。


