トランプ氏、イランに「降伏」要求 オマーンへの攻撃も示唆
米・イラン、終戦覚書の延長を双方拒否
トランプ大統領、イランに降伏要求 オマーンには爆撃を警告

米国とイランが60日間の終戦に関する覚書(MOU)の延長を双方とも拒否する中、ホルムズ海峡で船舶1隻が正体不明の発射体による攻撃を受け、船員1人が死亡する事態が発生した。
半年近くに及ぶ米・イラン戦争は、泥沼化しつつある。
米国のドナルド・トランプ大統領は、MOUの期限が切れた17日(現地時間)、FOXニュースのインタビューで戦闘終結に向けた交渉を延長する考えはないと述べ、「イランは降伏の白旗を掲げるべきだ」と述べた。
さらに、イランとホルムズ海峡の管理を巡って協議している同盟国オマーンに対し爆撃すると警告する一方、ホルムズ海峡を米国領と宣言する案にも再び言及している。
トランプ大統領はオマーンの役割について、「オマーンが合意を妨げるなら、容赦なく爆撃する」と強い言葉で警告した。
イランとオマーンが最近、ホルムズ海峡の管理を巡って行った協議が、かえって交渉を行き詰まらせたとして不満を示したものだ。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、トランプ政権の高官の一部が非公式の場で「オマーンはイラン側に立つ二枚舌を使っている」と非難したと報じた。
一方、イラン外務省は同日、オマーンとの間でホルムズ海峡の新たな海上輸送ルートについて合意し、共同声明を準備しているとしている。
イランのエスマイル・バガイ外務省報道官はMOU延長の可能性を否定し、「我々は交渉を始めてすらおらず、米国は最初から合意に違反した」と主張した。
また、トランプ大統領がイラン革命防衛隊(IRGC)との非公開の連絡ルートに言及すると、イラン革命防衛隊の報道官は「イラン戦争での敗北と絶望から生まれた妄想であり、悪夢にすぎない」と反論している。
両国間の緊張が最高潮に達する中、ついに懸念されていた武力衝突が起きた。
英国海事貿易オペレーション(UKMTO)は、MOUの期限切れ直後となる18日午前5時ごろ、ホルムズ海峡を通過しようとしていた船舶1隻が、正体不明の発射体による攻撃を受けたと発表している。
この攻撃でエンジン室が被弾し、船員1人が死亡した。
攻撃主体はまだ明らかになっておらず、残る船員はオマーン沿岸警備隊に救助されている。
今回の事態の影響で、17日にホルムズ海峡を通過した船舶は6隻にとどまり、直前10日間の平均である11隻を大幅に下回った。世界の海上物流への影響を懸念する声が強まっている。

