中国、新婚夫婦に最大471万円支給 地方政府が結婚・出産を後押し

中国の地方政府が結婚や出産を奨励するため、新婚夫婦に現金や消費クーポンなどを支給する政策を相次いで打ち出している。結婚や出産に伴う経済的負担を軽減し、人口減少に対応しようとする動きだ。
中国新聞網は先月23日(現地時間)、複数の地域で新婚夫婦を対象に結婚奨励金を支給していると報じた。
広州市南嶺村は、初婚の夫婦双方がその地域の戸籍を持っている場合、結婚・出産補助金を最大20万元(約471万円)まで支給する。このうち結婚関連の支援は最大8万元(約188万2,000円)、出産関連の支援は最大12万元(約282万3,000円)となっている。
現金の代わりに消費クーポンを支給する地域もある。杭州・寧波・義烏などでは新婚夫婦を対象に消費クーポンのキャンペーンを実施しており、義烏市は2025年の結婚関連消費クーポンキャンペーンを2026年10月31日まで延長した。
また、婚姻届の手続きも簡素化された。中国は昨年5月から、全国のどの婚姻登録機関でも婚姻届を提出できるよう地域制限を緩和した。中国民政部によると、今年5月10日までにこの方式で受理された婚姻届は68万2,000件に達した。
こうした支援策について、中国のネットユーザーからは「実際、子どもを産むと教育問題が最も大きい」、「結婚奨励金を支給するなら、婚姻届の提出後、一定期間が経過してから段階的に支給してはどうか」など、懸念を示す反応が寄せられた。
一方、こうした政策を肯定的に見る人もいた。別の中国のネットユーザーは「実質的に結婚費用の負担を軽減する良い政策だ」と評価した。

