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2026年8月21日(金) 東京 --

コンゴ民主共和国のエボラ、4,300人超感染・2,000人以上死亡 WHO「過去最悪の規模も」

4,300人以上が感染・2,000人超が死亡

希少なブンディブギョウイルス、ワクチン・治療薬なし

引用:ニューシス
引用:ニューシス

コンゴ民主共和国で感染が拡大しているエボラについて、現在のペースが続けば、1万1,000人以上が死亡した2014~2016年の西アフリカでのエボラ流行を上回り、史上最悪の規模となる可能性があると世界保健機関(WHO)が警告した。

12日(現地時間)、AP通信によると、WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は、「現在のペースが続けば、2014~2016年の西アフリカでのエボラ流行を上回るとみられる」と述べた。

史上最も速いペースで拡大しているとされる今回の流行により、コンゴ東部ではこれまでに4,300例を超える感染例が確認され、2,000人以上が死亡した。

今回の流行は5月15日に正式に宣言されたが、保健当局は遺伝子の塩基配列を解析した結果、実際には2月から感染が始まっていたとみている。

特に今回は、比較的まれな「ブンディブギョウイルス」によって引き起こされているため、対応が難航している。現在、このウイルスに対して承認されたワクチンや治療薬はない。WHOもブンディブギョウイルスによるエボラ出血熱の流行への対応を続けている。

発生地域は南スーダン、ウガンダ、ルワンダとの国境に近いコンゴ東部の遠隔地で、武力衝突も続いているため、感染対策にも支障が出ている。新たな感染者の大半と死者の多くは、医療・保健従事者が容易に立ち入れない地域で確認されている。

脆弱なインフラや医療施設の不足も感染拡大に拍車をかけている。一部の医療・保健従事者は賃金の未払いを理由にストライキに入り、エボラを巡る誤情報や外部の人間への不信感から、医療機関の受診を避ける住民もいるという。

WHOは、今回の流行が約6カ月後にピークを迎えると予測している。ただし、最悪の場合には9~12カ月にわたって続く可能性もあるとみている。

WHOは感染拡大を抑えるため、ワクチンや治療薬の開発も急いでいる。先月、被害が最も深刻なイツリ州で2種類の治療薬候補の臨床試験が始まったほか、ブンディブギョウイルスに特化した2種類のワクチンについても、初めて人を対象とした試験が進められている。

WHOは、動物実験で有効性の可能性が示された既存のエボラワクチンについて、ブンディブギョウイルスにも予防効果があるかどうかを追加で検証する方針だ。

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