メラニア夫人、1カ月ぶり公の場 トランプ氏の女性側近巡り臆測

20日、ホワイトハウスのローズガーデンで、米国のドナルド・トランプ大統領とメラニア夫人が出席する中、里親家庭を離れて自立する若者を対象とした新たな奨学金プログラムの発表イベントが開かれた。
この日、メディアの関心はメラニア夫人に集まった。大統領夫妻が公の場で最後にそろって姿を見せたのは、7月19日にニュージャージー州で行われたワールドカップ決勝だったためだ。最近では、1991年生まれのトランプ大統領の女性側近、ナタリー・ハープ氏を巡る論争が相次いで大きく報じられる中、メラニア夫人の「不在」を巡って様々な臆測が飛び交っていた。
メラニア夫人はこの日、赤いスカートに赤いハイヒール姿で登場した。壇上に上がると笑顔で「私のことをとても恋しがっていたと聞きました。私はここにいます」と意味深な言葉を口にした。トランプ大統領と手をつないで入場し、イベントを通じて和やかな雰囲気を演出した。メラニア夫人は7月24日にワシントンで開かれたホワイトハウス記者協会(WHCA)の夕食会や、同月28日に行われたトランプ大統領の政治的盟友、リンゼー・グラム元上院議員の葬儀を欠席していた。
CNNは、この間メラニア夫人が大半の時間をニュージャージー州ベッドミンスターにあるトランプ大統領所有のゴルフクラブで過ごしていたと報じた。メラニア夫人は「孤独」について、「創造力や独創性、想像力を満たしてくれる」と語ったことがある。
最近、米民主党のジョン・オソフ上院議員が「トランプ大統領は仕事をするより、ナタリー氏と一緒に旅行したがっている」とハープ氏を批判すると、ホワイトハウスは積極的に反論した。こうした対応の背景には、トランプ大統領の私生活を巡る論争を嫌うメラニア夫人の存在があるとの見方も出ている。
ニューヨーク・マガジンはホワイトハウスの内情に詳しい人物の話として、強硬に反論した理由について「ファーストレディーがこうした類いのことを好まないからだ」と伝えた。アクシオスのアレックス・アイゼンシュタット記者が昨年出版した著書には、メラニア夫人がフロリダ州の私邸マー・ア・ラゴにある夫妻のプライベートスペースで、偶然ハープ氏と鉢合わせしたとのエピソードが記されている。トランプ大統領への忠誠心が人一倍強いハープ氏が、朝まで待たずに文書を届けるために訪れたという。著者は「ハープ氏は境界線を守るのが不得手で、トランプ大統領でさえご機嫌取りが度を越していると感じていた」と記している。
こうした中、「人間プリンター」やトランプ大統領の「安心毛布」とも呼ばれるハープ氏を巡る論争は続いている。MS NOWなどは19日、トランプ大統領に影のように付き従うハープ氏が、ホワイトハウス職員が通常取得する正式なセキュリティー・クリアランスを1年以上取得しておらず、保安当局者から不満の声が上がっていたと報じた。懸念が高まるとトランプ大統領が自ら介入し、その後ハープ氏が必要書類を提出してセキュリティー・クリアランスを取得したと同メディアは伝えた。

