米空母乗組員の疲労巡り論争 ヘグセス国防長官「完全な歪曲」と否定
中東で作戦中の空母、疲労が限界との指摘に「完全な歪曲」

イラン戦争の長期化に伴い、中東で作戦を遂行している一部の米軍要員の疲労が限界に達しているとの見方が出る中、ピート・ヘグセス米国防長官は13日(現地時間)、イランに対する海上封鎖作戦を無期限に続けることができると主張した。
タイムズ・オブ・イスラエルによると、ヘグセス長官は同日、パナマのパナマ市で開かれた多国籍軍事訓練で記者団に「米海軍は艦艇を交代配備するため、これまで続けてきたように今後も無期限に封鎖を維持できる」と述べた。
6か月を超えて中東で作戦を遂行している米空母「エイブラハム・リンカーン」の乗組員の疲労が限界に達しているとの報道については、「完全に歪曲されたものだ」と否定した。
さらに「すべての艦艇、すべての乗組員、すべての艦長が、常にわれわれが提供できるものをすべて受けられるようにしている」とした上で、「配備任務には他より長いものもあり、そうした乗組員には誰よりも深い敬意と感謝を抱いている」と付け加えた。
エイブラハム・リンカーンは昨年11月、太平洋への配備に向けて出航したが、今年1月から中東地域に投入された。当初は今年5月に任務を終える予定だったが、イラン戦争の長期化に伴い、作戦も無期限に延長された。
ガーディアンによると、任務期間が延び続ける中、乗組員は極度の疲労に苦しんでいる。家族に「艦外に身を投げたい」と漏らしたケースもあったという。
マイク・レビン米連邦下院議員(民主党・カリフォルニア州)は最近、「X(旧Twitter)」で「カビの生えたシャワー室、故障したトイレ、数週間動いていない洗濯機、長時間お湯が出ないこと、米半カップとトルティーヤ2枚からなる食事、石けん、デオドラント、歯磨き粉すらない」とし、エイブラハム・リンカーンの劣悪な環境を指摘した。
一方、ヘグセス長官はこうした報道を「フェイクニュース」と一蹴しており、この日も「歪曲だ」として認めなかった。
こうした中、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は同日、複数の当局者の話として、米軍がエイブラハム・リンカーンをアジアに配備されている空母「ジョージ・ワシントン」と交代させる予定だと報じた。
ただ、当局者らは「従来から予定されていた交代配備計画の一環」とし、最近浮上した作戦環境を巡る論争とは無関係な措置だと主張した。

