ロシア、原発30ギガワット新設へ AI普及で電力需要増
「ウラル・シベリア・極東に現代的な原発を建設」

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は20日(現地時間)、ロシアが原子力エネルギー分野全般にわたる専門性を有する世界で唯一の国だと自評し、新たな原子力発電所の建設・増設計画を発表した。タス通信などによると、プーチン大統領は同日の原子力エネルギー会議で「ロシアはおそらく世界で唯一、原子力エネルギーの全工程にわたる専門性を有し、同時に発電所の安全性と運転の信頼性について伝統的に高い基準を維持している国だ」と述べたという。
プーチン大統領は、こうした競争優位性を基に、ロシアが海外の原子力発電所建設市場で主導的な地位を維持できると強調した。その上で、ロシアは長期的に約30ギガワット(GW)規模の原子力発電設備容量を新たに稼働させ、国全体の原子力発電能力を大幅に拡大する計画だと明らかにした。プーチン大統領は、全国的に「原発の立地地域を拡大する計画だ」とし、「安価でクリーンな電力を生産する現代的な原発がウラル、シベリア、極東に建設される」と述べた。
また「原子力産業の長期計画に基づき、ロシアは小型モジュール炉(SMR)を含め、約30ギガワットの原子力発電設備容量を新たに稼働させる予定だ。これは、徐々に耐用年数を迎える発電設備を代替するだけでなく、国内全体の原子力発電能力を大幅に拡大するものだ」と強調した。
プーチン大統領は、人工知能(AI)の発展やデータ保存・処理センターの建設に伴い、電力需要が増加していることにも言及した。彼は「こうした需要を算出して計画に反映し、必要な発電能力が確保されるようにしなければならない。これには原発も含まれる」と述べた。プーチン大統領の今回の発言は、ウクライナによる空爆でエネルギー施設が被害を受け、産油国であるロシアが燃料を輸入する事態になる中で出たもので、注目されている。ロシアは、ウクライナによる集中的な空爆で製油施設などが被害を受け、燃料不足に苦しんでいる。

