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2026年9月12日(土) 東京 --

トランプ大統領、J・D・ヴァンス副大統領の後押しを本格化…大統領選候補として地位固め

「JD」「48」を連呼…トランプ大統領、ヴァンス副大統領の演説を絶賛

ルビオ国務長官・クルーズ上院議員との次期大統領選争い激化

引用:AP通信
引用:AP通信

ドナルド・トランプ米大統領とJ・D・ヴァンス米副大統領の緊密な協力関係が続く中、ヴァンス副大統領は2028年大統領選の有力な共和党候補として地位を固めつつある。

ワシントン・ポスト(WP)によると、ヴァンス副大統領は10日(現地時間)、米テキサス州ダラスで開かれた中間選挙に向けた共和党大会で基調演説を行い、次期大統領選候補として存在感を示したという。

前夜に約2時間にわたる演説を終えたトランプ大統領は、翌朝午前6時ごろ、ヴァンス副大統領のホテルの客室に直接電話をかけ、今後の日程や選挙戦略などについて話し合ったと伝えられている。

ヴァンス副大統領が党活動家らとの非公開会合でこのエピソードを明かしたことは、2人が中間選挙や今後の選挙を前に緊密に連携していることを示している。WPはこの会合の録音ファイルを入手し、内容を報じた。

特にこの日の夜、ヴァンス副大統領が登壇すると、参加者は「JD」と連呼して歓声を上げた。演説の途中には、2028年大統領選でヴァンス副大統領が当選すれば米国の第48代大統領になるという意味で、「48」と叫ぶ場面もあった。ヴァンス副大統領は笑顔を見せ、こうした雰囲気を楽しんだ。

トランプ大統領もヴァンス副大統領を公然と称賛した。前日の演説でヴァンス副大統領を称賛したのに続き、ヴァンス副大統領の演説後には「本当に素晴らしい演説だった」と評した。

トランプ大統領は最近、ヴァンス副大統領を事実上の次期指導者として認めるかのような発言を続けている。WPは先月、トランプ大統領が献金者らに対し、2028年大統領選でヴァンス副大統領が当選することを望んでいるとの趣旨の発言をしたと報じた。

ヴァンス副大統領、保守層を結集し次期候補として存在感

ヴァンス副大統領のこの日の演説は、保守層に訴えるメッセージが中心となった。

ヴァンス副大統領は、米企業は米国人労働者を雇用し、米国内で製品を生産すべきだと主張する一方、不法移民や政府支援制度に絡む詐欺を厳しく批判した。また、民主党を「憎悪の党」と位置づけ、「われわれの子どもたちから今すぐ離れろ」と攻撃し、聴衆から総立ちの拍手を浴びた。

昨年、銃撃され死亡した保守活動家で、自身の友人でもあったチャーリー・カーク氏も追悼した。カーク氏がイランとの戦争に反対するなど、一部の政策で自身とは異なる見解を持っていたことに触れつつ、保守陣営が政策上の違いを理由に分裂してはならないと強調した。

ヴァンス副大統領は「個々の政策問題でわれわれと意見が違うからといって、この国を狂った連中に明け渡してはならない」と訴え、共和党の結束を呼びかけた。

引用:AP通信
引用:AP通信

演説中、1人がメキシコ国旗を掲げてやじを飛ばすと、ヴァンス副大統領は「メキシコがそんなに好きなら、今すぐそこへ行け。航空券は私が買ってやる」と切り返した。

ヴァンス副大統領はこの日、共和党全国委員会(RNC)の資金集めイベントにも出席し、さらに200万ドル(約3億700万円)を集めた。過去1年間、RNCの資金調達活動を主導し、数千万ドルを集めたと伝えられている。

ルビオ国務長官は距離を置く…クルーズ上院議員は対抗姿勢

ヴァンス副大統領の独走ムードの中でも、共和党内のライバルがいなくなったわけではない。

次期大統領候補としてヴァンス副大統領とともにたびたび名前が挙がるマルコ・ルビオ米国務長官は、現在、中南米を歴訪しており、党大会には出席しなかった。コロンビアのメディアとのインタビューでは、大統領選への出馬について「現時点では計画はない」と述べた。

ただ、「将来どうなるかは分からない」とし、出馬の可能性を完全には否定しなかった。

ルビオ国務長官は2028年共和党大統領候補を巡る世論調査で、おおむねヴァンス副大統領に次ぐ2位につけている。ヴァンス副大統領とルビオ国務長官は互いの友情を公に語っており、ルビオ国務長官はヴァンス副大統領が出馬する場合、支持する可能性があるとの考えを示したことがある。

一方、テキサス州選出のテッド・クルーズ米上院議員は、ヴァンス副大統領の有力なライバルとして浮上している。クルーズ上院議員は最近、共和党はまだヴァンス副大統領を次期大統領候補に決めていないとの趣旨の発言をするなど、ヴァンス副大統領の党内での指導力に公然と疑問を呈してきた。

クルーズ上院議員は今回の党大会でもヴァンス副大統領に先立って演説し、イスラム主義に強硬に対応すべきだと主張した。米国内の地域社会はシャリア法に立ち向かうべきだと訴え、聴衆から総立ちの拍手を浴びた。

共和党内では、2026年中間選挙の結果が2028年大統領選の争いの行方を左右する重要な要因になるとの見方も出ている。ヴァンス副大統領はトランプ政権の中核人物であるだけに、中間選挙の結果が振るわなければ、ヴァンス副大統領の責任を問う声が出る可能性があるためだ。

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