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2026年9月12日(土) 東京 --

高市首相、16~17日に内閣改造・自民党役員人事…「米中念頭に、政権の骨格維持」

対米・対中外交と安保3文書改定推進へ主要閣僚を留任ライバル抱き込み…「ポスト高市」を取り込み、首相続投狙う

引用:ニューシス
引用:ニューシス

高市早苗首相は、16~17日に行う内閣改造と与党・自民党の役員人事で、米中との関係などを考慮し、外交・安全保障政策の継続性を維持する方向で主要閣僚を留任させる見通しだ。来年9月の自民党総裁選で再選し、首相続投を目指す布石との分析も出ている。

10日、時事通信や朝日新聞などによると、高市首相は16日に自民党役員人事、17日に内閣改造をそれぞれ行う方針だ。

対米・対中外交と安保3文書改定推進へ主要閣僚を留任

特に高市首相は、外交・安全保障分野の継続性を重視した人事を行う考えだ。茂木敏充外相と小泉進次郎防衛相は留任する公算が大きい。主要閣僚を留任させ、政権の骨格を維持する。

時事通信は、高市首相が両氏を留任させ、安保3文書の改定や米国、中国への対応に全力を挙げると分析した。

政府は、中国が太平洋方面で軍事活動を活発化させ、ウクライナでの戦闘を通じて「新しい戦い方」が浮き彫りになるなど、安全保障環境が急速に変化しているとして、年内の安保3文書改定を進めている。

このため、政府関係者は「防衛相を代える必要はない」と時事通信に指摘した。

対米・対中関係は政権の行方を左右する重要な問題だ。24日の米中首脳会談を前に、米中の接近や関係緊密化への警戒が強まっている。

茂木外相は、第2次安倍晋三内閣、菅義偉内閣、岸田文雄内閣で外相を歴任したベテランだ。昨年10月に高市内閣が発足すると、再び外相に起用された。

高市首相は、対米交渉の経験が豊富な茂木外相を留任させる考えだ。

さらに、高市首相が昨年11月、台湾有事の際に介入する可能性を示唆する発言をしたことで、日中関係は悪化している。

茂木外相は7月、訪問先のフィリピンで、中国の王毅・共産党中央政治局委員兼外相と短時間言葉を交わした。しかし、中国側はこうした接触に否定的な見方を示すなど、高市政権と距離を置いている。

茂木外相は対中関係について、戦略的互恵関係を包括的に推進し、建設的かつ安定的な関係を構築する方針を堅持している。

高市首相の側近は朝日新聞に「首相は慣れたメンバーで(政権を)運営しようとするタイプだ」とし、「支持率がまだ高いため、大幅に(閣僚を)入れ替える必要はないだろう」と語った。

ライバル抱き込み…「ポスト高市」を取り込み、首相続投狙う

高市首相は、来年9月の自民党総裁選での再選を念頭に、次期首相候補として取り沙汰される、いわゆる「ポスト高市」の面々を政権内や党執行部に残す見通しだ。

高市首相は、昨年の総裁選に出馬した自民党の小林鷹之政調会長を続投させる方向で調整している。

政調会長は閣僚よりも活動の制約が少なく、党内で勢力を広げるのに有利なポストだ。ただ、高市首相と政策的な立場が近い小林政調会長の周辺では、将来的に高市首相が小林氏に首相の座を譲ることを期待する声も少なくない。

小林政調会長自身も続投を希望していたことから、高市首相は党内の政策を任せることで、自陣営に引き込もうとしているとみられる。

小泉防衛相と茂木外相を留任させる背景には、首相続投に向けた布石という側面もある。高市首相は昨年の総裁選で両氏と争ったためだ。両氏を内閣にとどめ、来年の総裁選への出馬をけん制する考えだ。

もう一人の「ポスト高市」候補である林芳正総務相の処遇をめぐる高市首相の判断と、林総務相の対応にも注目が集まる。

今後の総裁選への出馬意欲を隠さない林総務相の処遇は、再選を狙う高市首相の戦略と密接に絡んでいる。林総務相を内閣に残すことで、ライバルの動きを封じることができるとの見方が出ているためだ。

しかし、林総務相は党内リベラル派で、高市首相とは政治的な立場が異なる。

林総務相が内閣を離れれば、森山裕前幹事長のように、高市首相と距離を置く党内勢力との連携が強まり、「反高市」勢力の中心的存在になる可能性もある。

高市首相に近い自民党のベテラン議員は「(林総務相を)野に放つのは危険だ。留任させた方が目立たずに済む」と語った。

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