300人超が避難、ロシアEC大手の物流センター被害 ドローン攻撃が民間物流へ

ロシア・ウラル地方のオレンブルク州知事は、電子商取引(EC)大手「オゾン(Ozon)」の倉庫などの産業施設にドローンの破片が直撃したと明らかにした。
同知事は、ロシア国防省が州内に飛来したドローン6機を撃墜したものの、その破片によって被害が出たと説明した。なお、負傷者は出ていないと強調した。
オゾン側は通信アプリ「テレグラム」を通じて、300人以上を避難させ、同地域の物流センターを一時休業させたと発表した。
これに先立ち、前日にもウクライナのドローンがロシア中部サマラ州にあるオゾンの物流センターを攻撃した。オゾンの施設がウクライナによるドローン攻撃を受けたのは今回が初めてだ。
ウクライナのドローン部隊はこれまで、オゾンを上回るロシアEC最大手「ワイルドベリーズ(Wildberries)」の施設や倉庫を数週間にわたって攻撃し続けてきた。
ウクライナ側は、ワイルドベリーズがロシア軍の兵站(へいたん)に関与しているとし、「ロシアの一般市民も戦争の苦痛を味わうべきだ」として、こうした経済施設を標的とした攻撃を展開している。
これに対し、ロシアのプーチン大統領は「ウクライナは開けてはならないパンドラの箱を開けた」と非難し、ウクライナの急所となる重要経済施設に対して大規模な攻撃を行うと警告した。
一方、ロシア国防省は日曜日の朝までに、夜間にウクライナから発射されたドローン328機を撃墜したと発表した。

