出生率が過去最低の日本、未婚男女の30%「子どもは望まない」
希望する子どもの数も過去最少、男性24%・女性21.5%が「一生結婚するつもりはない」

過去最低の出生率に直面する日本で、未婚男女の10人に3人が子どもを望んでいないことが調査で分かった。
11日、共同通信によると、国立社会保障・人口問題研究所(以下、研究所)が発表した出生動向基本調査では、独身者6,756人と夫婦5,024組の回答を分析した結果、未婚男性の33.0%、未婚女性の32.4%が希望する子どもの数を「0人」と答えた。
研究所は5年ごとに同様の調査を実施しており、「0人」と答えた割合は前回調査に比べ、男性は9.8ポイント、女性は8.8ポイント上昇した。
希望する子どもの数は、男性が平均1.30人、女性が同1.36人で、いずれも過去最少となった。
夫婦の場合、予定する子どもの数は平均1.95人となり、初めて2人を下回った。子どもを持つことをためらう理由としては、「子育てや教育にお金がかかりすぎる」との回答が最も多かった。
少子化が続く日本では、2025年の合計特殊出生率(人口動態統計)が前年比0.01ポイント低下の1.14となり、過去最低を更新した。合計特殊出生率は、1人の女性が生涯に産むと見込まれる子どもの平均数を示す。
年間の出生数も67万1,236人まで減少した。研究所は年間出生数が67万人になる時期を2040年と予測していたが、その水準が15年早く現実となった。
こうした中、恋愛に消極的な傾向も広がっており、出生率が回復する兆しは見えていない。
今回の調査で、未婚者のうち「異性の恋人と交際したことがない」と答えた割合は、男性42.3%、女性36.7%に上った。男性の24.0%、女性の21.5%は「一生結婚するつもりはない」と答えた。
