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知らずにやっていないか?無意識の運転習慣がトランスミッションとブレーキを静かに壊すワケ

佐藤 彩 アクセス  

40年経験の整備士が下した結論、故障ではなく習慣だった

引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ
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クルマを長持ちさせる秘訣を探すより、間違った運転習慣を減らすほうがはるかに重要だ。40年のキャリアを持つある整備士は、数多くのクルマを修理してきた経験から、車が壊れる原因は故障ではなく習慣にあるという結論に至ったと語る。生涯、クルマの修理に携わってきた整備士の言葉には重みがある。部品自体の弱さが原因の故障よりも、ドライバーが知らず知らずのうちに繰り返す習慣がクルマを傷める場合のほうがはるかに多い。その習慣が具体的に何なのかを一つずつ見ていく。

引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ
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止まる前に「D」と「R」を切り替えるとトランスミッションが先に知る

最も代表的な習慣が、クルマが完全に止まる前にDレンジとRレンジを切り替えるシフト操作だ。前進と後退を繰り返しながら急いでギアを切り替えると、トランスミッション内部に大きな衝撃が発生する。細かな金属粉が蓄積し、トルクコンバーターやバルブボディにダメージを与えるおそれがある。また、信号待ちのたびにDレンジとNレンジを頻繁に切り替えるのも、トランスミッションの油圧系統に負担をかける。短時間の停車ならDレンジのままブレーキを踏んでいるだけでよい。駐車の際は車両を完全に停止させたうえでパーキングブレーキをかけ、最後にPレンジに入れる習慣を身につけることがトランスミッションの長寿命化につながる。

引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ
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下り坂で「N」に入れる習慣、今は危険だ

次に危険な習慣が、下り坂でのニュートラル(N)走行と急加速・急ブレーキだ。かつては燃費向上の運転術として知られていたが、現代のクルマはむしろ、ギアをつないだ状態でエンジンブレーキを活用するほうが安全だ。ニュートラル走行はブレーキにすべての負担が集中し、長い下り坂ではブレーキの過熱と制動力の低下、いわゆるフェード現象を引き起こすおそれがある。下り坂では低速ギアを活用してエンジンブレーキを使うのが最も安全な選択だ。かつての運転常識が、今では逆に危険な習慣となっている例といえる。

引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ
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急発進・急ブレーキが重なると車全体が摩耗する

急発進、急加速、急ブレーキを繰り返すと、エンジンからトランスミッション、ブレーキ、タイヤ、サスペンションまで、クルマ全体で同時に摩耗が進む。特定の部位だけでなく、車全体に負担が同時にかかるのが特徴だ。特に冷間始動直後の急加速は、エンジンオイルが十分に循環していない状態で金属摩擦を増加させ、エンジン寿命を縮める要因の代表例として知られている。朝エンジンをかけてすぐに発進する習慣があるなら、その行為が直接的にクルマの寿命を左右していることになる。

引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ
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停車中ハンドルを最後まで回すのも足回りに負担だ

意外に軽視されがちなのが、停車中にステアリングをいっぱいに切ること、速いままスピードバンプを乗り越えること、そして日常点検を怠ることだ。停車した状態でステアリングをいっぱいに切ると、ステアリング機構や足回り部品に不要な荷重が集中する。スピードバンプを速いまま乗り越えると、サスペンションのショックアブソーバーやロアアーム、ボールジョイントなどに繰り返し衝撃が加わる。駐車時にステアリングをいっぱいに切る習慣がある人は少なくないが、それが毎回、足回りに負担をかけている。

引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ
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高価な整備よりもこの習慣が車を長持ちさせる

給油直後の急加速は避け、始動後1〜2分ほど軽く暖機してから発進するとエンジン保護に効果的だ。エンジンオイルは一般的な市街地走行で7,000〜8,000kmごとに、ATF(オートマオイル)は約6万km、ブレーキフルードは2年ごとに点検することが推奨される。結局のところ、クルマを長持ちさせる最善の方法は高額な整備よりも、完全に停止してからシフトチェンジすること、エンジンブレーキを活用すること、丁寧に運転することといった基本習慣の積み重ねにある。本稿で取り上げた習慣に思い当たるものがあれば、今日から改めるだけで愛車の寿命は大きく変わるはずだ。

佐藤 彩
content@dailyview.net

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