
上がり続けるガソリン代を、ドライバーが直接下げる方法はない。ただ、同じ金額で少しでも多くの燃料を入れる方法はある。給油のタイミングや天候、給油速度を変えるだけでも、目に見えにくい燃料の損失を減らせるという。車の給油時に、少しでも多く燃料を入れるための4つのコツを紹介する。
燃料が底をつく前に給油する
燃料計が空に近づくまで待ってからガソリンスタンドへ向かうドライバーは多い。しかし、燃料タンクにほとんど燃料が残っていない状態で給油すると、新たに入る燃料がタンクの底に当たり、酸化して一部が蒸発するとされる。結果的に、走行に使うはずの燃料を目に見えない形で失うことになる。燃料計が1目盛り以上残っているうちに早めに給油する習慣が、こうした損失を防ぐことにつながる。

気温が低い時間帯に給油する
給油するタイミングも損失に影響する。ガソリンは気温が低いと体積が小さくなり、気温が高いと体積が大きくなる性質があるため、1日の中で気温が低い朝や夕方に給油すると、相対的に多く入れられるとされる。一方、湿度の高い日は避けた方がよい。燃料タンク内に水蒸気が発生し、水滴ができると、その分だけ燃料が入りにくくなり、車にもよくないためだ。

タンクローリーがいるときはしばらく待つ
ガソリンスタンドには、タンクローリーによって定期的に燃料が補給される。スタンドでこうした車を見たことがあるドライバーも多いだろう。注意したいのは、タンクローリーが貯蔵タンクに燃料を補給している間だ。タンク内に残っていたガソリンと新しく入るガソリンが混ざることで、タンクの底に沈んでいた沈殿物が一緒に浮き上がる場合がある。このタイミングで給油すると、沈殿物が混ざった燃料が車に入り、燃費が悪化したり、車両トラブルにつながったりするおそれがある。タンクローリーが作業中の場合は、給油を少し遅らせる方が安全だ。

セルフ給油では給油速度を落とす
セルフ式ガソリンスタンドは、一般的なスタンドより価格が安いだけでなく、給油速度をドライバー自身で調整できる利点がある。勢いよく給油しすぎると、燃料が逆流したり外に飛び散ったりして蒸発する場合があるため、ゆっくり給油する方がよい。速度を落とすと、給油中に発生する泡も減り、結果としてより多くの量を入れられる。

ガソリン代そのものはドライバーが変えられないが、いつ、どのように給油するかは選べる。燃料が底をつく前に給油し、気温の低い時間帯を選び、タンクローリーの作業中は給油を控え、そして給油はゆっくりと行う。この4つを意識するだけでも、毎回少しずつ生じていた燃料の損失を減らせる。











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