
レクサスUX300h「F SPORT」——ハイブリッド×スポーツの実用解
レクサスのコンパクトSUV「UX」は、2024年1月のマイナーチェンジでハイブリッドシステムを刷新し、従来の「UX250h」から「UX300h」へと車名を改めた。その中でもスポーツグレードに位置づけられる「UX300h “F SPORT”」は、プレミアムブランドならではの洗練されたデザインと走行性能に、実用的な燃費を組み合わせたモデルとして注目を集めている。
パワートレインは直列4気筒2.0Lエンジンに高出力モーターとリチウムイオンバッテリーを組み合わせた新世代ハイブリッドシステムを採用する。システム最高出力は199PS(146kW)で、エンジン単体の最大トルクは188Nm。前輪駆動(2WD)モデルのほか、後輪にモーターを加えたE-Four(電気式AWD)も設定する。市街地走行では主に電気モーターが駆動力を担い、加速が必要な場面ではエンジンとモーターが協調して力強い走りを生む仕組みだ。WLTCモードの燃費は2WDが24.7km/L、E-Four搭載の4WDが23.4km/Lを達成しており、同クラスのコンパクトSUVとして高水準の数値といえる。
ボディサイズは全長4,495mm×全幅1,840mm×全高1,540mm、ホイールベース2,640mm。取り回しのしやすいコンパクトな寸法に抑えつつ、低重心の設計で安定感のあるドライビングポジションを実現している。「F SPORT」固有の専用サスペンションチューニングとAVS(アダプティブバリアブルサスペンション)の採用により、コーナリング時のボディロールを抑えながら日常域での乗り心地も確保している。足元には225/50RF18のランフラットタイヤと専用18インチアルミホイールを標準装備し、オレンジ塗装のブレーキキャリパーがスポーティな外観に引き締まった印象を添える。
外観はレクサスのデザイン言語であるスピンドルグリルを「F SPORT」専用の構成で際立たせ、専用フロントバンパー・サイドスカート・リアディフューザーが組み合わされる。三眼フルLEDヘッドランプとテールランプは現行レクサスラインアップとの統一感を保ちながら、夜間の視認性も高める。室内では「F SPORT」専用シートが側面サポートを強化しており、ダイナミックな走行時のホールド性と日常使いでの快適性を両立する。インテリアパネルのアルミ加飾やレッドステッチといった「F SPORT」専用の意匠も備える。
先進安全技術「Lexus Safety System +」が全グレードに標準装備され、プリクラッシュセーフティ(歩行者・自転車・自動二輪検知)、レーダークルーズコントロール、車線逸脱警報、アダプティブハイビームシステム、後側方警戒支援などの機能を包括する。また2024年のマイナーチェンジで12.3インチに大型化されたTFT液晶メーターと、12.3インチのインフォテインメントディスプレイを搭載。ワイヤレス充電やパノラミックビューモニターも設定されている。
メーカー希望小売価格はUX300h “F SPORT” 2WDが534万1,000円、E-Four(4WD)が560万6,000円。レクサス独自のハイブリッド技術と「F SPORT」ならではの走りの質感を、コンパクトSUVクラスで求めるユーザーに向けたモデルといえる。











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