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2026年8月21日(金) 東京 --

メキシコでインフルエンサー襲撃20件、14人死亡 カルテル抗争の標的か

引用: Instagram@cesarselectivo
引用: Instagram@cesarselectivo

メキシコでSNSのインフルエンサーが相次いで殺害され、麻薬カルテル同士の勢力争いの新たな標的になっているのではないかとの懸念が高まっている。

8日(現地時間)、米CNNによると、メキシコのインフルエンサー、セサール・ガステルルームは4日、シナロア州の州都クリアカンにあるファストフード店の前で「TikTok」のライブ配信をしていたところ、バイクに乗った男2人に銃撃され、死亡した。

当時、数千人がガステルルームのライブ配信を視聴していた。

ガステルルームが殺害された事件は、昨年ライブ配信中に殺害された人気美容系インフルエンサー、バレリア・マルケスの事件とともに、メキシコでインフルエンサーを狙った殺人への懸念を強めている。メキシコ連邦当局は、両事件が麻薬カルテルと関係しているかどうかを調べている。

インフルエンサーの殺害に関する公式統計はないものの、現地メディアは、過去2年間にメキシコで関連する事件が約20件発生したと推計している。

特にシナロア州に事件が集中している。非政府組織ACLEDによると、2024年以降、シナロア州ではインフルエンサーを狙った襲撃が20件発生し、14人が死亡した。

専門家は、一部のインフルエンサーが犯罪組織と関係を持っていたほか、カルテルのイメージを広める役割を担っていた可能性に注目している。ACLEDのマリア・フェルナンダ・アロチャ調査責任者は、インフルエンサーが犯罪組織のライフスタイルやイメージを広めることで、構成員の勧誘にも利用される可能性があると説明した。

治安専門家のアレクセイ・チェベスは、こうしたインフルエンサーのコンテンツが、かつて麻薬組織のイメージを美化した「ナルコ・コリード」と似た役割を果たす可能性があると分析した。カルテル同士の抗争が続く中、SNSで大きな影響力を持つインフルエンサーが新たな宣伝手段として利用される一方、報復の標的にもなり得るとの指摘が出ている。

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