トランプ氏、普段と違う髪型で登場 ネットで「かつら説」広がる

ドナルド・トランプ米大統領の、目に見えてボリュームが増した金髪のヘアスタイルをめぐり、米国やオンライン上では、かつら説などさまざまな臆測や「ミーム(Meme)」が噴出している。
10日、米USAトゥデイや英インディペンデントなどの海外メディアによると、トランプ大統領は5日、ネバダ州ラスベガスのレッドロック・カジノで開かれたイベントの演壇に、普段とは明らかに異なるヘアスタイルで登場した。
この日のイベントでトランプ大統領は、チップ収入の減税や処方薬価格の引き下げなど政権の経済的成果を強調したが、人々の視線は演説内容よりも、ひときわボリュームが増し、艶のある金髪に集中した。以前より明らかに増えた髪の量と明るい金色を見て、部分かつらの着用や薄毛治療薬の服用を疑う声が上がった。
海外メディアは「若返ったのか、それともかつらをかぶったのか」とし、「トランプ大統領のヘアスタイルは、ファンの称賛と批判者の嘲笑が入り交じり、インターネットを熱くしている」と伝えた。
騒動が広がると、米ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は「すべては照明です」と公式に説明した。カジノ特有の発光ダイオード(LED)照明の効果で、髪が普段より明るく、ボリュームがあるように見えただけだという。
しかし、ホワイトハウスの説明にもかかわらず、オンラインではトランプ大統領の「変身」を題材にした人工知能(AI)による合成画像やミームが相次いだ。髪を大きく膨らませた「ブーファン(Bouffant)」スタイルの合成写真から、米国とイランの対立をめぐる懸案であるホルムズ海峡になぞらえた「ヘアムズ海峡(Hairmuz)」という揶揄表現まで登場した。
今年80歳のトランプ大統領は、年齢とともに自然に白髪が増え、髪の量も減ってきたが、若い頃から自身のトレードマークであるヘアスタイルにひときわ強いこだわりを見せてきた。
トランプ大統領は2011年、雑誌Rolling Stoneとのインタビューで、Head & Shouldersのシャンプーを使い、自然乾燥させるという独自のヘアケア法を明かしたことがある。また、過去のテレビインタビューでは、司会者に自分の髪を実際に引っ張ってみるよう促し、かつら疑惑を強く否定したこともある。
さらに、法案署名式の途中で「私の髪は完璧でなければならない」と話したり、就任直後には自身の「美しい髪」を維持するため、シャワーの水圧基準を緩和する大統領令に署名したりするなど、外見には人一倍気を配ってきた。昨年には雑誌TIMEが、自身の髪が薄く見えるよう下から撮影した表紙写真を掲載すると強く反発し、最終的に表紙写真を差し替えさせたこともあった。

