英国に戻った次男ヘンリー王子に、チャールズ国王「王室公務を担わない私人」と改めて確認

英国のチャールズ国王は、先月英国に戻ったヘンリー王子夫妻について、「王室の公務を担わない個人として扱う」とする従来の立場を改めて確認した。王室で最高位の官僚にあたる侍従長(Lord Chamberlain)名義で、7日(現地時間)に英国政府や軍、ヘンリー王子夫妻側などに送付された書簡を通じて示した。
書簡には、ヘンリー王子とメーガン妃が2020年に王室の公務から退いた後も、2人の地位に「何の変化もない」と明記された。これにより、2人は王室を代表する公務には参加せず、慈善活動を含むすべての対外活動を私的な立場で行うことが改めて確認された。
特に、夫妻に関する書簡や行政上の問い合わせは、王室ではなく夫妻側の事務所に直接送るよう案内した。王室側と夫妻側の活動や事務手続きを明確に分ける意図があるとみられる。
書簡では、夫妻が「殿下(His/Her Royal Highness)」の称号を使用しないとした2020年の合意についても、現在も有効であることを改めて確認した。王室は夫妻の経済的な自立とプライバシーを尊重する一方、王室の一員でも私人でもない中間的な立場は認めないという従来の原則を改めて明確にした。
ヘンリー王子は王室内の確執を背景に2020年に公務から退き、米国に移住した。妻のメーガン妃とともに先月末、長男アーチー王子(7)と長女リリベット王女(5)を伴って英国に戻った。子どもたちは英国の私立予備校に入学したと報じられている。
現地報道によると、子どもたちが通う学校は年間の学費が3万5,000ドル(約536万6,000円)を超える名門私立校だという。学校側は安全とプライバシーの保護を理由に校名を公表していない。また、一部の保護者には、写真撮影やSNSへの投稿を制限するなど、厳格な規則を伝える書簡が送られたこともあるという。


