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「渡河700mm、悪路機能も全部残した」 レクサスLX700h、ハイブリッド化で何が変わり何が残ったか

佐藤 彩 アクセス  

引用:トヨタ
引用:トヨタ

レクサスLX700h 7人乗り仕様の概要と主要スペック

レクサスのフラッグシップSUV「LX」には、2025年3月に同ブランド初となるハイブリッドモデル「LX700h」が追加された。V型6気筒3.5リッターツインターボエンジンと新開発のパラレルハイブリッドシステムを組み合わせたモデルで、システム最高出力457PS・最大トルク790N・mを発揮しながら、WLTCモードで9.3km/Lの燃費性能を実現している。従来のLX600(ガソリン車)が長くLXの唯一の電動車不在というポジションにあったことを考えると、このハイブリッド化は実質的な転換点といえる。

パワートレインと走破性能

LX700hのハイブリッドシステムは、エンジンと10速ATの間にクラッチを有するモータージェネレーターを配置したパラレル方式を採用している。エンジンのみ・モーターのみ・両者の協調駆動を状況に応じて切り替えることで、大型SUVにふさわしい力強い加速と低燃費を両立する。また、通常のハイブリッド車では省略されるオルタネーターとスターターを標準装備しており、万一ハイブリッドシステムが停止した場合でもエンジン単独での退避走行が可能という、LXならではの実用的な設計が施されている。駆動用バッテリーは防水構造とすることで、エンジン車と同等の渡河性能700mmを確保した点も特徴だ。フルタイム4WD、トランスファーLoレンジ、マルチテレインセレクト、クロールコントロールといった悪路走破機能は、電動化後も引き続き全て搭載されている。

ボディサイズとグレード構成

ボディサイズは全長5,100mm、全幅1,990mm、全高1,895mm、ホイールベース2,850mmで、7人乗りの室内空間を確保している。車両重量は2,710〜2,770kgとなる。日本仕様のグレードはLX700h、LX700h”OVERTRAIL+”、LX700h”EXECUTIVE”の3グレードで構成されており、価格は1,590万円から2,100万円。なお、OVERTRAIL+は5人乗り仕様となる。サスペンションはフロントにダブルウィッシュボーン、リアにマルチリンクを採用し、電子制御のアクティブハイトコントロール(AHC)により車高調整も可能だ。

インテリアと装備

室内はLXのフラッグシップらしくセミアニリンレザーシートを採用し、全席にシートヒーターとベンチレーションシートを装備。12.3インチの大型フル液晶メーターと12.3インチのナビゲーションディスプレイを組み合わせたコックピットは視認性が高く、ワイヤレス充電パッドや給電機能(1,500Wまたは2,400W)も備える。25スピーカーのマークレビンソンプレミアムオーディオシステムは最上級EXECUTIVEグレードに搭載される。安全装備面ではLexus Safety System+の最新世代にアップデートされており、前方衝突防止支援、アダプティブクルーズコントロール、車線逸脱防止支援、後側方警告など多数の運転支援機能を統合している。

競合モデルとの位置づけ

同価格帯の競合としてはメルセデス・ベンツGLS、BMW X7、アウディQ7などが挙げられる。これらと比較した場合、LX700hはラダーフレーム構造による本格的なオフロード性能と高級感を両立しているという点で独自の立ち位置を持つ。ハイブリッドシステムの搭載により、同クラスのガソリン車に対して燃費面でも競争力を持つモデルへと進化した。

佐藤 彩
content@dailyview.net

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