「地図にもない島が突然現れた」消えたはずの巨大な浮島、30km先で再発見

地図にも載っていない巨大な「島」がカナダの湖に突然現れ、いったん姿を消した後、約30キロ離れた場所で再び見つかり、現地で話題となっている。
英紙ガーディアンやカナダ通信社カナディアン・プレスが1日(現地時間)に報じたところによると、ブリティッシュコロンビア州北部のウィリストン湖で、巨大な浮島が発見された。
島は長さ約150メートル、幅約75メートルに及び、木々やさまざまな植物が生い茂っている。
浮島の存在は先月、現地住民が知人から送られてきた映像を公開したことで知られるようになった。湖を管理する州営電力会社BCハイドロも当初、人工知能(AI)で作られた偽映像か、いたずらではないかと疑ったほどだった。
しかし、島の存在は衛星画像でもはっきりと確認された。BCハイドロによると、浮島は湖中央部のフィンレイ湾付近で確認された後、いったん姿を消した。
その後、先月31日に、オスピカ川が湖へ流れ込む地点で再び発見された。最初に確認された場所から北西へ約30キロ移動したことになる。
浮島がどのように形成されたのかは、まだ明らかになっていない。BCハイドロは、湖岸に長年堆積した丸太や腐敗した植物などの巨大な塊に、木々が根付いた可能性があるとみている。
ウィリストン湖の水位が今年、2012年以来の高水準まで上昇したことで、水没していた湖岸の一部が切り離され、そのまま漂流し始めたとの見方も示した。
ただ、専門家も明確な答えを出せていない。カナダ地質調査所の名誉研究員で、サイモン・フレーザー大学地球科学科の名誉教授でもあるジョン・クラーグ氏は、湖岸が浸食されて木々が水中へ流れ落ちることはあるものの、これほど巨大な森林の塊が形成された例は見たことがないと説明した。
数十キロも移動しながら、島が崩れずに形を保っている理由も分かっていない。
BCハイドロによると、浮島は現在、湖岸に引っかかっているが、強風などの影響で再び動き出す可能性がある。木々や漂流物が不安定に絡み合っているため、浮島に上陸するのは危険だとして、近づかないよう注意を呼びかけている。
この奇妙な浮島は、米国とカナダの関係を皮肉る冗談の題材にもなっている。ガーディアンは、インターネット上で「ドナルド・トランプ米大統領が島に自分の名前を付け、領有権を主張しなくてよかった」といった趣旨の投稿も出ていると伝えた。

