「#japantravel」で訪日客増 英国人24.8%増、東京・京都・大阪に若者が集まるワケとは

日本の食や観光地を紹介するSNSコンテンツが人気を集める中、円安で旅行費用の負担も軽くなり、日本を訪れる英国の若者が増えている。
30日(現地時間)、英BBCによると、2025年に日本を訪れた英国人は48万3,157人で、前年より24.8%増えた。英国の20~30代の旅行者は、日本を訪れる理由として都市の景観や食、アニメ、自然、歴史、ゲームなどを挙げた。その中で共通して挙げられたのがSNSだった。
日本を3回訪れたアレックス・ベイカーさんは「『TikTok』や『Instagram』をスクロールするたびに、コンビニのセブン-イレブンでさまざまなスキンケア商品や菓子、人気のサンドイッチや飲み物を楽しんだり、有名店を訪れたりする動画が流れてくる」と話した。
マイトリー・サンビさんも、SNSを通じて日本旅行への関心が高まったという。サンビさんは「SNSで日本を見ているうちに、また行きたいという気持ちが湧いてきた」と語った。
「TikTok」や「Instagram」で「#japantravel」と検索すると、富士山やラーメン、京都の伏見稲荷大社、大阪の道頓堀、東京・渋谷のスクランブル交差点など、国内の有名観光地を紹介する動画が次々と表示される。
SNSは旅行先選びだけでなく、現地での消費にも影響を与えている。特に円安によって、英国人には国内の飲食や商品価格が比較的割安に感じられることも魅力となっている。
昨年日本を訪れたフェイ・ジャワードさんは「英国では普通のラーメン1杯が20ポンド(約4,300円)することもあるが、日本ならおいしいラーメンを3~4ポンド(約650~860円)で食べられる」と話した。
英国の若者が主に訪れるのは、東京、京都、大阪を結ぶ、いわゆる「ゴールデンルート」だ。移動しやすく、代表的な観光地を一度に巡ることができるためだ。一部の旅行者は、奈良や広島、富士山などにも日帰りで足を延ばしている。
一方、国内の観光ガイドからは、一部の観光客がバスの列に割り込んだり、大型のスーツケースで通路をふさいだり、竹林の竹に落書きをしたりするなど、観光マナーを守らないケースが増えているとの声も出ている。
観光客が集中する地域では対策も強化されている。富士山近くの富士河口湖町は、観光客を巡る問題を理由に今年の桜祭りを中止した。東京都渋谷区も6月から、路上でのごみのポイ捨てに対し、その場で過料を科す取り組みを始めた。
それでも、日本旅行に対する若者の関心は根強い。ローラ・マクレガーさんは「日本のありのままの姿を体験したいが、観光客として楽しめるものも受け入れ、一緒に楽しみたい」と話した。

