「ノルマ未達なら臓器密売」詐欺拠点で手術室と監禁部屋を発見、恐怖の実態が明らかに

タイとカンボジアの国境地帯にある大規模なスキャム犯罪の拠点で、外科手術が可能な手術室兼監禁室が発見され、衝撃が走っている。詐欺の実績を上げられなかった組織員を処罰するため、臓器売買を行っていた可能性が指摘されている。
先に国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは昨年、詳細な報告書を通じて、カンボジア全土で50カ所以上の詐欺拠点において、人身売買や児童労働、拷問などの深刻な人権侵害が大規模に行われていると明らかにした。さらに、カンボジア政府がこれを意図的に黙認していると告発した。
最近、時事通信は、タイ軍がASEANの視察団と記者らをタイ北東部スリン県のチョンチョム地域にある犯罪団地の内部に案内し、現場を公開したと報じた。
報道によると、チョンチョム地域は昨年12月、軍事衝突の過程でタイ軍が急襲して制圧した場所だ。この団地はもともとホテルリゾートとして建設されたが、コロナ禍を経て大規模なスキャム団地に変貌した。
この団地は81万平方メートルの敷地に、住宅など150棟以上の建物が立ち並ぶ。かつては約1万5,000人の組織員が住み、詐欺行為を働いていた場所として知られている。
特に軍当局が押収した文書には、詐欺の割り当てを達成できない場合、他の方法で価値を生み出さなければならないという内容が含まれていた。具体的に「臓器密売」という言葉も明記されていたという。
実際、団地内の3階建ての建物の一つでは、不法な臓器摘出に使われたとみられる手術用ベッドや各種外科機器が見つかった。防犯カメラが設置されていた形跡のある監禁用の独房も発見された。さらに、梅毒などの性感染症検査が頻繁に行われていた痕跡も見つかり、内部には診察台や中絶に関する医療記録なども放置されていた。
何より、タイ軍が逮捕したベトナムと中国国籍の逃亡者の中には、体に傷があったり、指が切断されたりしている者もいた。現場を案内したタイ軍関係者は「人身売買で連れてこられ、強制的に詐欺に加担させられた被害者たちが、目標を達成できなかったり、借金を返せなかったりした場合、臓器売買の対象になった」と説明した。
