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2026年9月6日(日) 東京 --

ダイソン、AIで故障を事前検知 事後修理から「予知保全」へ

ダイソンが、製品の稼働データを人工知能(AI)で分析し、故障を事前に検知するサービスを導入する。故障した部品を交換する事後修理にとどまらず、製品の状態を常時確認して性能を復元するシステムへと顧客サービスを拡張する。

ダイソンは3日(現地時間)、ドイツのベルリンで開催された新製品発表イベント「ダイソン・アンベイルド」において、グローバル顧客サービスプログラム「ネバー・ウィズアウト・ユア・ダイソン(Never Without Your Dyson)」を発表した。

引用:ダイソン
引用:ダイソン

新プログラムは、製品に搭載されたセンサーと接続機能をアフターサービスに活用する。「マイダイソン」アプリを通じて製品の状態をリアルタイムで確認し、稼働データから異常の兆候を検出して遠隔で診断する仕組みだ。AIベースの相談機能もグローバル版の公式ウェブサイトとアプリに適用する。顧客は対話形式で製品の使い方を質問できるほか、機器の状態点検も可能になる。

ダイソンのジェイク・ダイソン チーフエンジニアは「AIと製品内のセンサーデータを利用すれば、顧客が認識する前に故障の可能性を検知し、診断できる」とし、「顧客が電話をかけたり店舗を訪問したりしなくても、修理や交換の準備を整えられる」と語った。

ダイソンは来月1日、英国で製品の性能復元サービス「ダイソン・トータル・リストア(Dyson Total Restore)」を開始する見通しだ。掃除機とロボット掃除機を対象に70項目を点検し、製品の内部を洗浄する。気流やバッテリーの状態を測定し、フィルターやローラーも交換する。

一部部品の故障の有無のみを確認する従来の修理とは異なり、製品全般の状態を点検する包括的なサービスとなる。利用料金や対象製品、他国への拡大スケジュールは明らかにされなかった。

世界200カ所以上のダイソンの直営店(デモストア)で、販売とサービスの機能を共に担う。ダイソンは、店舗で受け付けた修理の約80%を15分以内に処理できると説明した。修理が長引く場合は、顧客に最新製品を貸し出すレンタルサービスも運営する方針も明らかにした。

新製品のロボット掃除機の購入者には、1対1のビデオ通話を通じた初期設定サービスを提供する。専任スタッフが製品の開封やマッピング(マップ作成)、機能設定、初回の稼働を案内する。ダイソンは今後、センサーデータの分析を通じて製品の異常を先回りして発見し、顧客が別途要請しなくても修理手続きを提案する段階にまでサービスを高度化させる計画も示した。

同日、ダイソンは次世代の新製品10種を公開した。去る1日に公開した口腔ケア機器「カメラジェット」をはじめ、ロボット掃除機「ヌロビ」3種、水拭き対応の乾湿両用掃除機「W1 ペンシルウォッシュ」、空気清浄機「ハッシュジェット」シリーズ、ヘアスタイラーの「エアスムース」や「コラール・クールシャイン」などが披露された。

ジェイク・ダイソン氏は「ダイソンは過去数十年にわたり、製品が機械的に最高の性能を発揮できるよう技術を発展させてきた」とし、「今やダイソンはハードウェアを超え、自ら見て、考え、反応するインテリジェント家電の時代へと進化している」と強調した。

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