「見た目はきれいでも触るのは危険?」…人気のシェア自転車から“便”由来成分まで検出

英国で、猛暑や交通渋滞を避けるため、電動自転車で通勤する人が増えている一方、シェア電動自転車のハンドルが深刻に汚染されているとの調査結果が明らかになり、注目を集めている。
英紙デイリー・メールなどが5日(現地時間)に報じたところによると、衛生サービス専門企業「イニシャル・ウォッシュルーム・ハイジーン」はこのほど、シェア電動自転車のハンドルから高い水準の生物学的汚染物質が検出されたと発表した。
研究チームは、ロンドン中心部に配置されているシェア電動自転車50台を対象に、ATP(アデノシン三リン酸)測定検査を実施した。
ATP検査は、病院や食品産業の現場で表面の清潔度を評価するために主に用いられる。汗や唾液、皮膚の細胞、食品の残留物、便由来の成分など、生物学的な汚染の有無を測定するものだ。
調査の結果、対象となった自転車の平均ATP汚染度は1,563RLUだった。これは、専門家が「高リスクの汚染」と判断する基準値の3倍を超える水準だという。
さらに、最も汚染が深刻だった自転車では7,123RLUに達し、極めて深刻な衛生状態が確認された。
自転車のハンドル表面からは、皮膚の細胞や汗、唾液、食品の残留物のほか、一部では便由来とみられる成分も検出された。
企業側は、「ATP検査は特定のウイルスや細菌の種類を直接特定するものではないが、目に見えない生物学的汚染がどれほど深刻かを示すものだ」と説明した。
さらに、「公衆トイレの減少などにより、屋外で手を洗うことが難しい環境にあるため、利用前後に手指消毒剤を使うなど、基本的な衛生管理を徹底することが重要だ」と強調した。
実際、利用者の間からも不満の声が相次いでいる。
現地のSNSには、「自転車に乗るため、ウェットティッシュを持ち歩いている」「清潔な自転車を見つけるのは至難の業だ」といった投稿が相次いでいる。
専門家は、衛生上の問題だけでなく、電動自転車の利用時における事故の危険性についても警告している。
ある専門家は、「電動自転車は一般的な自転車よりも速度が出やすいため、事故が起きた場合、手首や脚の骨折、頭部外傷などの重傷につながる可能性がある」と指摘した。
そのうえで、ヘルメットの着用や速度を落として走行するなど、十分な注意が必要だと呼びかけた。

