
レクサス RX450h+、2026年モデルで新グレード追加――PHEVへの敷居がさらに下がる
レクサスが北米市場向けの2026年型「RX」を発表し、プラグインハイブリッド仕様「RX450h+」にエントリーグレード「Premium」を新設した。これまでRX450h+は上級グレード「Luxury」のみの設定だったが、今回の改良で選択肢が広がり、プレミアムSUV市場でのPHEV普及に向けた姿勢が一段と鮮明になった。
エントリーグレード「Premium」を追加
2025年8月22日、レクサスの北米法人が「2026 Lexus RX: Extending the Range」と題した発表を行い、2026年型RXの詳細を明らかにした。今回の改良の目玉は、RX450h+への新グレード追加だ。Premiumグレードの北米価格は約66,680ドルで、日本円換算で約979万円に相当する。北米では2026年型RX全体の価格が約51,175ドル(約757万円)からとなっており、昨年モデルから約600ドル(約9万円)程度の引き上げとなっている。日本市場では現行のRX450h+「バージョンL」が887万円で販売されており、2026年モデルの日本への展開は現時点で発表されていないが、注目が集まっている。
充電インフラの利便性も向上
装備面では、2026年型全グレードでワイヤレス充電器が標準装備となった。加えて、RX450h+全グレードに120V・240Vの両電圧に対応したデュアルボルテージ充電ケーブル(J1772タイプ1)が標準化されている。240V・最大充電電流使用時には6.6kWオンボードチャージャーで約2時間30分での充電が可能で、自宅での使い勝手が大きく向上した。
RX450h+のパワートレインと航続性能
RX450h+には2.5リッター直列4気筒エンジンとフロント・リアの電気モーターを組み合わせたPHEVシステムが搭載されており、システム総出力は308PSを発揮する。充電走行時のEV航続距離は約61kmで、日常の通勤や買い物といった短距離移動であれば電気のみで走行できる場面が多い。一充電航続距離を超えた長距離走行ではハイブリッドモードへ自動的に切り替わり、航続距離を気にせず走れる安心感も確保している。WLTCモード燃費(充電使用時)は18.8km/Lを達成しており、同クラスのSUVとして高い水準にある。
静粛性と走行性能も引き続き高水準
車体には2025年2月の一部改良で施されたリアドアへの遮音ガラス採用と吸音材の追加が継続されており、後席周りの静粛性が向上している。足回りはサスペンションセッティングと車両制御システムが最適化されており、高剛性ボディとの組み合わせで快適な乗り心地と安定した走行性能を両立している。電子制御AWDシステムが路面状況に応じてトルクを前後に適切に配分するため、雨天や雪道でも高い走行安定性が得られる。
充実した安全・利便装備
「Lexus Safety System+」が全グレードに標準搭載されており、前方衝突軽減ブレーキ、車線維持支援、アダプティブクルーズコントロール、死角検知、緊急操舵支援が一式備わる。14インチ大型ディスプレイとデジタルメーター、マークレビンソンプレミアムサウンドシステムを採用するなど、インテリアの質感も高い水準を保っている。
欧州勢との比較でも際立つコスト競争力
プレミアムPHEV SUV市場でRX450h+が競合するBMW X5 xDrive50e(北米価格約67,100ドル〜)やメルセデス・ベンツ GLE 350eと比較した場合、価格とEV航続距離の両面でRX450h+の存在感は際立っている。今回のPremiumグレード新設によって価格面での選択肢がさらに広がり、高級装備を備えながら比較的手の届く価格帯でPHEVを選べるモデルとしての訴求力が高まった。
日本市場への2026年仕様の導入時期は未発表だが、北米での動向は今後の国内展開を占う上での注目材料となりそうだ。












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