4歳娘と搭乗した母親、機内で性的被害か…隣席の男を着陸後に逮捕
4歳の娘と搭乗したタイ人女性が被害
睡眠中、隣席のパキスタン人男性から性的被害か

アラブ首長国連邦(UAE)のドバイからタイ・バンコクへ向かう機内で、隣席の外国人男性から性的被害を受けたと訴えるタイ人女性が警察署を訪れ、当時着用していたズボンを提出してDNA鑑定を求めたと、現地メディアが4日(現地時間)報じた。
帰国便の機内で眠っている間に、隣席の外国人男性から性的被害を受けたという投稿がSNSで拡散し、タイ国内で波紋が広がっている。被害を訴える女性は警察に対し、当時着用していたレギンスを提出し、DNA鑑定を要請した。
タイ紙タイラットなど現地メディアによると、被害女性のAさん(33)は4日午後2時30分ごろ、バンコクのドンムアン警察署を訪れ、供述書を作成したうえで、DNA鑑定のため事件当日に着用していたズボンを提出した。
これに先立ち、Aさんは自身のフェイスブックに、UAEのドバイからバンコクへ向かう航空便に搭乗した際、隣席の乗客B容疑者(30)から性的被害を受けたとする内容を投稿していた。
Aさんによると、飛行機が離陸する時点からB容疑者の行動に不審な点があったという。B容疑者が自分の座席ではなく、Aさんの座席側に手を置いていたため、違和感を覚えたとしている。
しかし、Aさんはそれほど気に留めず、4歳の娘と一緒に毛布を掛けて眠りについた。
その後、目を覚ますと、臀部付近に誰かの手が触れているような感覚があり、さらに湿っているようにも感じたという。
当初は「自分の勘違いかもしれない」と考えたものの、B容疑者がAさんを何度も見つめたり、座席背面のモニターをしきりに触ったりするなど不審な行動を続けたため、疑念が強まったと説明した。
飛行機がバンコクのドンムアン国際空港に到着すると、Aさんは直ちに客室乗務員へ被害を訴えた。
客室乗務員が事情を問いただすと、B容疑者はひれ伏すように謝罪し、涙を流しながら犯行を認めたという。
しかし、Aさんは示談や寛大な対応を求めず、警察を機内に呼んだ。B容疑者はパキスタン国籍であることが確認され、その場で逮捕された。
その後、客室乗務員がAさんのレギンスに付着した白い染みに気付き、男性の体液ではないかと疑ったという。
Aさんによると、客室乗務員は「本当にそこまでしたのか」と驚きを示し、Aさんはさらに大きな衝撃を受けた。
Aさんは、自分が眠っている間にB容疑者が身体を触るなどしただけでなく、体液をレギンスの臀部付近に付着させた可能性があると主張している。
Aさんは「娘に同じことが起きなかったのが、せめてもの救いだ」と語った。
当初、B容疑者の隣は娘の席だったが、Aさんが娘を窓側へ移動させ、自分がB容疑者の隣に座ったという。
また、「当時は長ズボンをはき、上半身も覆う露出の少ない服装だった」と説明した。
そのうえで、「一人で旅行する女性や、子どもと一緒に旅行する女性にも同じことが起こり得る。注意を呼びかけるため、この事件を公表することにした」と強調した。
Aさんは、対応に協力した航空会社の職員に感謝を示すとともに、今後も法的手続きを進めていく考えを明らかにした。
