「家族に心配してほしかった」 誘拐・性的暴行未遂を虚偽申告した28歳女性

家族の愛と関心を確認しようと、昼間に男に誘拐され、性的暴行未遂と強盗の被害に遭ったと虚偽の通報をした20代のタイ人女性が警察が虚偽通報に当たるか調べている。
29日(現地時間)ザ・タイガーなどによると、タイ中部アユタヤ県セナ地区のマラウィチャイ警察署は、誘拐・強盗および性的暴行未遂の被害を主張していた現地の28歳女性が最近の再調査で、犯行の一切を自作自演だったと自白したと明らかにした。
警察によると、Aは21日午前10時頃、バイクで出勤中にバイクに乗った男2人に尾行されたと最初に通報した。
Aは、男の一人が凶器で脅し、男にバイクの運転を強要された後、約12km離れた農業用水路近くの人里離れた森に連れて行かれ、手足を縛られ、口を塞がれたと主張した。
その後、男らが服を脱がせようとしたところ、近くの住民の気配を感じて逃げ、現金約2000バーツ(約9,300円)を奪い、携帯電話で同居する交際相手に縛られた写真と脅迫メッセージ、位置情報を送信したと述べた。
同居する交際相手の通報を受けて出動した警察は、実際に現場で手足が縛られていたAを救助し、現場周辺では薬物使用器具なども発見された。また、Aはわずか2~3か月前にも似たような強盗被害に遭ったと訴えた。
しかし、警察の捜査が本格化するにつれ、供述の矛盾点が明らかになり始めた。警察は移動経路および状況証拠を基に疑念を抱き、Aと同居する交際相手を警察署に再び呼び、30分以上にわたり追及した。
結局、警察の集中的な追及の末、Aはすべての被害供述が自分の作り話だったことを認めた。
Aは警察の取り調べで「普段から家庭内の不和などで家族に愛されていないという疎外感を感じていた」と述べ、「家族が自分を本当に心配し、大切に思っているか試してみたくて、事件を自作自演した」と語った。
同居する交際相手は今回の自作自演の事実を全く知らなかったという。
警察関係者は「被疑者が極度の心理的不安状態を示しており、精神的な安定とカウンセリングを支援している」とし、「事案の重大性を考慮し、虚偽通報の容疑で虚偽通報に当たるかを調べ、今後の対応を判断するを詳細に検討している」と述べた。


