「120万分の1の確率」…落雷を受けて倒れた米男性、自力で歩いて「助けを求める」

米ニューヨークの住宅街で、20代の男性が落雷を受けながらも大きなけがを負わず、自力で歩いて生還するという奇跡のような出来事があった。
2日(現地時間)、テレグラフなど海外メディアによると、米ニューヨーク州スタテンアイランドに住むトーマス・ファミーさん(24)は先月27日、歯科医院に行くため車に向かっていたところ、突然落雷を受けたという。
当時、家庭用防犯カメラが捉えた映像には、ファミーさんが一瞬にして炎に包まれ、地面に倒れ込む衝撃的な瞬間が映っていた。ファミーさんは当時について、「後ずさりする間もなく、一瞬で地面に沈み込むような感覚だった」と振り返った。

しかし、その後に奇跡が起きた。意識を失わなかったファミーさんは、両足に激しい痛みとしびれを感じながらも我に返り、再び立ち上がった。
ファミーさんは足を引きずりながら近隣の家のドアをたたいて助けを求めた。幼い子どもを抱いて出てきた近隣住民がすぐに通報したことで、速やかに病院へ搬送された。ファミーさんは、子どもを抱いて現れた住民の姿が、まるで聖母マリアと幼子イエスを思わせたと語った。
診察の結果、目立ったやけどや命に関わるような体内の損傷は見つからなかった。一晩にわたり経過観察を受けた後、翌日には元気に退院した。
死の淵から生還したファミーさんは、退院直後、当選確率が3億分の1という宝くじメガ・ミリオンズを購入したという。ファミーさんは「その日聞いた聖書朗読の箇所が、終末と救いを扱う『ヨハネの黙示録』だった」と当時を振り返った。
米国立気象局によると、落雷を受ける確率は約120万分の1で、生存した場合でも深刻な後遺症が残るケースが多いが、ファミーさんは大きなけがもなく日常生活に復帰した。
米下院議員事務所の職員として働くファミーさんは、「政治の世界にいると、自分よりも大きな存在がいることを忘れがちだ」とし、「人生が目の前をよぎった瞬間、それまでこだわっていたすべてのことが、一瞬にして何でもないことのように感じられた」と語った。

