メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ
2026年9月9日(水) 東京 --

「乗員を降ろした直後に船を爆破」米軍が麻薬密輸船を拿捕、無人の船体をそのまま沈没させる

引用:米南方軍
引用:米南方軍

米軍は東太平洋で、麻薬密輸の支援に使われていたとする船舶を拿捕し、乗船者全員を退避させた後、船体を爆破して沈没させた。

公開された映像には、乗船者が退避した船が爆発し、巨大な炎と煙に包まれた後、海中へ沈む様子が映っている。

米南方軍(SOUTHCOM)が7日(現地時間)発表したところによると、西半球統合任務部隊(JTF-WHEM)は東太平洋で、違法薬物の輸送を支援する「洋上給油拠点」の役割を果たしていた船舶1隻を拿捕した。

米軍は情報分析の結果、この船舶がエクアドルの犯罪組織「ロス・チョネロス」と関係していたと主張した。麻薬を積んだ高速艇が長距離を航行できるよう、海上で燃料や物資を補給していたという。

米軍は乗船者全員を退避させた後、船内を捜索した。その後、無人となった船体を爆破して海中に沈めた。乗船していた人々はエクアドル当局へ引き渡す予定だとしている。

公開された映像では、船の周辺で突然爆発が起き、大きな炎と黒煙が立ち上った。炎に包まれた船体は、その後水面下へ沈んだ。

米軍は、船の破壊に使用した武器や爆発物の種類を明らかにしていない。

乗船者を退避させた後、なぜ船を沈めたのか

米軍は7日(現地時間)、東太平洋で麻薬密輸の支援に使われていたとする船舶を拿捕し、乗船者を退避させた後、船体を爆破して沈没させた。米南方軍は、この船がエクアドルの犯罪組織「ロス・チョネロス」の洋上給油・補給網に利用されていたと説明した。引用:米南方軍

米軍が乗船者の拘束だけでなく船舶そのものを破壊したのは、麻薬密輸組織の洋上補給網を遮断する狙いがあるとみられる。

米南方軍は、この船を「洋上の給油所」と位置付けた。麻薬密輸組織が小型高速艇で長距離を移動するには途中での給油が必要で、こうした支援船が海上輸送網の中継拠点になっていると説明した。

ロス・チョネロスは、エクアドルを拠点に活動する犯罪組織だ。米国は同組織を外国テロ組織に指定し、関連する海上ネットワークへの軍事的圧力を強めている。

今回の作戦は、最近相次いでいる船舶拿捕・破壊作戦の一つだ。AP通信によると、米軍が2週間足らずの間に沈めたエクアドルの船舶は、今回で5隻目となる。

1年余りで68回の攻撃 少なくとも227人死亡

引用:米南方軍
引用:米南方軍

米国は最近、中南米の麻薬組織を対象とする海上軍事作戦を急速に拡大している。

AP通信によると、米軍が1年余りの間にカリブ海や東太平洋などで実施した船舶への攻撃は68回に達し、少なくとも227人が死亡した。

今回のように乗船者を先に退避させ、無人となった船体を沈める事例もある。一方で、死者を伴う作戦も相次いでいることから、軍事力を行使する法的根拠や必要性を巡る議論が続いている。

エクアドル政府は、米軍が以前沈めた船舶について、両国による共同麻薬捜査の対象だったとして米軍の作戦を擁護した。

一方、一部の乗組員の家族は、船に乗っていたのは麻薬密売人ではなく漁師だったと主張し、米軍側の説明に反論している。

米南方軍は、西半球で活動する麻薬密輸組織の海上輸送網を解体するため、今後も作戦を続ける方針だ。関係者を拘束するだけでなく、補給に使われる船舶自体を破壊するなど、米軍の対麻薬海上作戦は一段と強硬さを増している。

最終更新:

注目ニュース

こんな記事も

Google検索で優先表示

話題

  • 米軍、イラン原油タンカー5隻を破壊…「米海軍艦艇への攻撃に対する報復」

    政治 

  • 中国の外国人への出国制限、企業幹部・政府職員にも拡大 相手国への「圧力・交渉手段」に利用か

    政治 

  • 「米国に屈するな」カナダ首相の支持率が急上昇、関税戦争でも強硬姿勢を支持する声

    政治 

  • 「プーチンの槍」がNATO目前に…露最新型極超音速ミサイル「オレシニク」、ベラルーシ配備を確認

    政治 

  • 「これは外交ではない」イランがカナダを批判 米英仏とホルムズ海峡再開へ圧力

    政治