トランプ大統領「イランは大きな窮地」…バンス副大統領は「いつ終わるか分からない」
核施設3か所への攻撃とホルムズ海峡掌握を主張…商船攻撃の停止要求、追加圧力も示唆

ドナルド・トランプ米大統領は3日、対イラン軍事作戦により「イランの核兵器保有を阻止し、彼らの海空軍と指揮系統を破壊した」と述べた。トランプ大統領は同日公開された英保守系メディア「GBニュース」とのインタビューで、「我々はホルムズ海峡を掌握した。彼らの通貨は価値を失っており、大きな窮地に陥っている」と語った。J・D・ヴァンス米副大統領はこの日のホワイトハウスでの記者会見で、イラン情勢が「いつ終結するか分からない」とし、商船への攻撃を中止しない限り、イランとの対話はないと述べた。また、「追加的な手段が多数ある」として、イランへのさらなる圧力を示唆した。
トランプ大統領は2日のローズ・ガーデンでの演説でも「時間の問題だ」と述べ、イランに対する勝利に自信を示した。2025年に攻撃したイラン国内の核施設3か所や、地下に核施設が隠されているとされる、いわゆる「ピカックス山(Picaxe Mountain)」について、「主要地点ごとにカメラを設置し、出入りするすべての人員を把握している」と主張した。「我々は宇宙軍を持っているので、宇宙から彼らの名札を読むことができる」としたうえで、「我々はすべてを知ることができる」とも語った。
ヴァンス副大統領は、イランによる商船への攻撃が続く中でも、ホルムズ海峡を通過する原油の輸送量が紛争前の水準にほぼ回復したとし、「米国が商船を保護しなければ、世界的なエネルギー危機が発生していただろう」と述べた。続けてイランに対し、「狂ったような行動をやめ、商船への攻撃を中止せよ」と要求するとともに、経済・軍事・外交面での圧力など、米国が今後使用できる「追加的な手段が多数ある」と説明した。どの手段を用いるかについては「大統領が決定する問題だ」と答え、具体的には明らかにしない考えを示した。
ヴァンス副大統領は、11月の中間選挙前にイラン情勢が収束すると思うかとの質問に、「この状況がいつ終わるかを尋ねるのは、イランがいつ船舶への攻撃をやめるかを尋ねるのと同じだ。実際、私もその質問への答えを知らない。イランに聞くべきだ」と主張した。イランが1日、米軍の攻撃により南部の結婚式場で数十人の死傷者が出たと主張したことについて、ヴァンス副大統領は「これが米軍の攻撃によるものだとの報道には極めて懐疑的だ」としたうえで、「イラン国営メディアはこれまで紛争の実態を正確に伝えてこなかった」と批判した。
ヴァンス副大統領はさらに、イランを経済的に孤立させる取り組みに関連し、中国も協力的な反応を示していると指摘した。「我々の要求をすべて受け入れているという意味ではないが、中国はイランや他のいくつかの国よりも、はるかに責任ある行動を取っているとみている」と述べた。

