「人類全体よりロボットが働く?」10年後に10億台、マスク氏が語ったAI時代の異変
最低10億台の見通し…電力不足が課題
「AIが世界の成長率を20〜30%押し上げる」

スペースXとテスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、ヒューマノイドロボットについて「10年後には最低10億台に達する」と予測し、人間を圧倒するとの見方を示した。
1日(現地時間)、米シー・エヌ・ビー・シーや日本経済新聞などによると、マスクCEOは米ノースカロライナ州チャペルヒルで開かれた主要20カ国・地域(G20)のイノベーション担当相会合にオンラインで参加し「ヒューマノイド1台当たりの生産性は10年後に人間の5倍になる」とし「ヒューマノイドが10億台になれば、人類の全体を合わせたより高い生産性を持つことになる」と演説したという。実際、今年上半期の世界のヒューマノイドの出荷は計1万9,100台で、昨年の同じ時期の5,100台から3倍以上に急増した。特に中国企業が全体のシェアの97%を占めた。
マスクCEOは、人工知能(AI)が世界経済を急速に発展させるとの見方も示した。「AIが世界経済を20〜30%成長させる」とし「これは年間で20兆〜30兆ドル(約3,127兆〜4,691兆円)の規模にあたる」と強調した。来年にはソフトウエアの開発で人間がAIと競うことは不可能になり「AIは、手で原子を形づくる必要のないあらゆる作業を行えるようになる」とも付け加えた。世界の王者を難なく退ける強力なチェスのソフト「Stockfish(ストックフィッシュ)」を例に挙げ「来年のどこかの時点で、AIのソフトウエアがStockfishの水準に達するだろう」と述べた。
ただ、AIの普及に向けた課題として電力の不足を挙げ「来年は約15ギガワットの電力が不足すると見込まれる」とし「AI向け半導体の生産の増加に比べ、電力が大幅に足りない」と指摘した。


