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2026年9月3日(木) 東京 --

「銅100万トン、金200トン超」中国が発見した巨大鉱床、AI・EV時代の資源戦争を変えるか

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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中国で、銅100万トン、金200トン以上の資源量が見込まれる大規模な鉱床が発見された。人工知能(AI)向けデータセンターや電気自動車(EV)、電力網の整備に伴って銅の需要が急増するなか、中国は重要鉱物の海外依存度を引き下げるため、国内での資源確保を加速させている。

中国国営新華社や中国中央テレビ(CCTV)などによると、中国自然資源省は1日、安徽省宣城市の茶亭地区で大規模な銅・金鉱床を発見したと発表した。

今回確認された主要鉱床は、長さ約1.2キロ、幅約1.1キロに及ぶ。1本のボーリング孔で確認された鉱体の厚さは、最大1,371メートルに達した。火山岩の下に埋もれ、地表には露出していない鉱床で、中国当局は将来的に超大型の銅・金資源基地となる可能性があると評価している。

具体的な埋蔵量はまだ確定していない。自然資源省は、潜在的な銅資源量について、50万トン級の大型銅鉱山複数か所分を上回る規模と推定している。金についても、20トン級の大型金鉱山10か所余りに相当すると評価した。

香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)はCCTVの報道をもとに、銅100万トン、金200トン以上に相当する規模だと伝えた。

資源量は今後さらに増える可能性がある。ボーリング調査が鉱床の深部まで完全には到達していないためだ。銅や金に加え、鉱床に伴って存在する銀や硫黄も回収し、活用できるとみられている。

茶亭地区では、安徽省当局が2008年に探査を始めた。2018年に調査報告書が提出され、2025年9月には茶亭銅多金属鉱区の探鉱権が公開入札にかけられた。

チベット玉龍銅業は同年10月、86億元(約2,019億円)で探鉱権を取得した。その後、投資を拡大し、4カ月間で約10万メートルに及ぶボーリング調査を実施した。

今回の発見は、銅や金など戦略鉱物の海外依存度を引き下げようとする中国にとって、大きな意味を持つ。

中国ではAI向けデータセンターをはじめ、電力網やEV、再生可能エネルギー産業の拡大に伴い、産業用の銅需要が増えている。一方、供給の多くを海外に依存している。

世界的にも銅の供給不足に対する懸念が高まっている。国際エネルギー機関(IEA)は、2035年には世界の銅供給が需要に対して25%不足する可能性があると予測している。

金は先端電子機器などに使われるほか、地政学的な不確実性が高まるなか、安全資産としての需要も拡大している。各国の中央銀行が金の保有量を増やす動きも続いており、価格は高い水準で推移している。

1日のロンドン金属取引所(LME)によると、銅価格は1トン当たり1万4,294ドル(約225万3,000円)、金の現物価格は1オンス当たり4,430ドル(約69万8,000円)だった。

中国は2025~2027年の銅産業発展計画で、2027年までに銅鉱石の埋蔵量を5~10%増やす目標を掲げている。主要鉱床地帯での探査を強化し、開発可能な埋蔵量を増やすとともに、大型・中型の銅鉱山を新たに建設する計画だ。

金についても、同期間に資源量を5~10%拡大し、金・銀の生産量を5%以上増やすことを目指している。

中国では鉱物探査の成果が相次いでいる。自然資源省によると、第14次5カ年計画期間に当たる2021~2025年に、新たに確認された大型・中型の戦略鉱物鉱床は、油田やガス田を含め398か所に上ったという。

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