「免許停止5年」のタイガー・ウッズ、ゴルフカートは運転できる?州知事まで参戦

車両の横転事故を起こして起訴された「ゴルフの帝王」タイガー・ウッズが2日、検察側と、より軽い罪で処分を受ける「司法取引(Plea Bargain)」に合意した。
タイガー・ウッズは今年3月、フロリダ州の自宅近くで飲酒が疑われる横転事故を起こし、「飲酒または薬物の影響下での運転(DUI)」の罪で起訴されていたが、より軽い「無謀運転(reckless driving)」の罪を認めることで合意した。
フロリダ州マーティン郡の州裁判所は同日、タイガー・ウッズに対し、運転免許を5年間停止し、1,500ドル(約23万6,000円)の罰金を科すよう命じた。
タイガー・ウッズは3月、片側1車線の道路を走行中、小型トレーラーをけん引していたピックアップトラックを追い越そうとして衝突し、自身の車が横転する事故を起こした。
現場で行われた呼気によるアルコール検査では陰性だったものの、尿検査を拒否したため逮捕された。その後、身柄を拘束されたが、保釈金を支払って釈放された。
当時の保安官事務所の報告書によると、当局は事故現場でタイガー・ウッズのポケットから、オピオイド系の麻薬性鎮痛剤とみられる白い錠剤2錠を発見した。
このためタイガー・ウッズは、DUIと合法的な検査を拒否した罪で起訴されたが、DUIについては無罪を主張していた。
同日行われたフロリダ州当局の記者会見では、メジャー大会通算15勝を誇るタイガー・ウッズが、ゴルフ場でゴルフカートを運転できるのかという質問も出た。
会見に出席していたトーマス・バーケダル州検事は笑いながら、「非常にいい質問だ。おそらく運転できると思う」と答えた一方、具体的な規定を確認した上で回答するとした。
共和党のロン・デサンティス州知事も「X(旧ツイッター)」に、「タイガーはゴルフコースでカートを運転できるようにすべきだ」と投稿した。
AP通信によると、フロリダ州法では18歳以上であれば運転免許がなくてもゴルフカートを運転できる。バーケダル州検事も「この規定は誰にでも適用される」と確認した。
タイガー・ウッズはこの日、交際相手のバネッサ・トランプ氏とともに裁判所に出廷した。
バネッサ氏はドナルド・トランプ大統領の元義理の娘で、長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏の元妻。2005年に結婚し、2018年に離婚している。
トランプ大統領は同日午後、記者団に対し、「ウッズは素晴らしく、特別な人物だ。腰の手術を受けたものの経過が思わしくなく、痛みに苦しんでいた」と述べ、今回の事件が解決したことを喜んだ。
その上で、「私はウッズをアスリートとしてだけでなく、個人的にもよく知っている。かなり前から、運転はほかの人に任せるよう言ってきた」と語った。

