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2026年9月3日(木) 東京 --

「介入には限界」米財務長官、G20で日銀利上げに踏み込む 円高へ「これからは政策」

片山財務相・植田日銀総裁との相次ぐ会談で伝達

引用:ニューシス
引用:ニューシス

NHKは9月1日、スコット・ベッセント米財務長官が8月31日(現地時間)、日本側に対し、利上げに向けた道筋を市場に明確に示すことが重要だとの認識を伝えたと報じた。

NHKによると、ベッセント長官は8月31日、米ノースカロライナ州で開かれた主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、片山さつき財務相、植田和男日銀総裁と相次いで会談したという。

米財務省のエリン・ブラウン国際担当次官はNHKに対し、ベッセント長官が一連の会談で「次の段階として、日本の財政の持続可能性と利上げに向けた道筋を市場に明確に示すことが重要だ」と強調したと明らかにした。

ブラウン次官は、ベッセント長官が「こうした対応が適切な政策アプローチだとの考えを明確に伝えた」と説明した。

ブラウン次官はまた、日米当局が先月末に円買いの協調介入に踏み切ったことについて、日本側が米財務省に謝意を示したと明らかにした。

ブラウン次官は「現時点では介入には限界があると考えている」としたうえで、「これからは政策が重要だと考えている」と強調した。

ベッセント長官は片山財務相、植田総裁と、対イラン経済制裁についても協議した。

ブラウン次官によると、ベッセント長官は「イランを世界から金融面で切り離すための『経済版孤立作戦』に、すべての国が協力することが極めて重要だ」と強調したという。

さらにブラウン次官は、ベッセント長官が「イランと金融面で何らかのつながりがあれば、それを断つことについて日本の支持を得た」と明らかにした。

ベッセント長官が片山財務相、植田総裁とそれぞれ対面で会談したのは、先月末に日米が円買いの協調介入に踏み切って以降、初めてだった。

テレビ朝日によると、片山財務相は会談後、記者団に「ベッセント長官との間では、先般の協調介入について、その場で申し上げたことを繰り返したというか、確認した」と述べた。

片山財務相はまた、秩序だった円相場が世界の金融市場の安定に不可欠であるとの認識を確認したと述べた。

一方、ベッセント長官は8月31日、CNBCとのインタビューで「日本政府と日銀が円高につながる措置を講じると信じている」と述べた。

ベッセント長官は「その措置は結局、利上げを意味するのか」との質問に、「申し訳ないが、市場はすでにその可能性を織り込んでいると思う」と答えた。

ただ、テレビ朝日は、片山財務相がベッセント長官との会談で、具体的な金融政策の手段は日銀に委ねられているとの考えを伝えたと報じた。

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